第1話
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八光学園の入学式が体育館で行われた。
新入生、特に道経達は舞台に1番近い最前列。右から、陽一,宗安,徹,大輔,道経。因みに、影御雷は、道経の隣に座っている。
影御雷は女子生徒達から視線に気になって仕方ない。
影御雷「さっきから視線が気になるんだが……?」
道経「俺達の事でしょ?
初の男子生徒ですからね。」
大輔「っと言いますか…、何故先輩までこの八光学園に編入したのですか?」
徹「やっぱ彼女作るためですか?」
影御雷「んな訳ねぇだろ戯け。
母さんが“折角だから、八光学園に編入したらどう?共学になったんだし、編入してみなさいよ。編入届出しておいたから。”っという流れで……。」
宗安「この学校に編入したという訳ですか?」
影御雷「そう言う事。」
陽一「はた迷惑な母親ですね。」
影御雷「全くだよ。」
道経「そう言えば先輩の母親って、国家公務員でしたよね?」
影御雷「正確にいえば、自衛隊に属する情報管制官を務める自衛官だ。おそらく、僕のためと思っての事だろう。」
徹「ですよね〜……。」
影御雷は後輩の道経達と雑談している。影御雷が八光学園に編入した理由は、母親の(強制的な)薦めによるものだった。
情報管制官とは、自衛隊内における全ての情報を管理する人間の事。
彼の母は自衛隊本部で働くキャリアウーマンで一佐。息子の影御雷には甘い所がある。
余談ながら、影御雷は編入する前は防衛大附属の高校に通っていた。
ーーーー
そんなこんなが有って、入学式が始まった。
ーーーーーーーーーーー
式は予定通りに進んだ。その最中(さなか)…、
≪カッカッカッ……≫
生徒会役員と思われる3人の女子生徒が舞台に出て来た。
特に左端の人、左手に刀を持っている。
?「影御雷君?」
中央に立っていた女子生徒が影御雷の方を向いて聞く。
影御雷「御呼びですか?」
影御雷は聞き返す。
?「私は表生徒会会長 竹ノ宮 ケイト。宜しくね♪」
生徒会長を名乗る女子生徒が影御雷に手をふる。
影御雷「表生徒会?」
一方の影御雷は表生徒会と言う単語に疑問を抱く。
ケイト「後で詳しく説明するわ。とにかく、舞台に上がって頂戴。」
影御雷「解りました。」
そう言われた影御雷は、舞台に上がる。
ケイト「こちらは表生徒会副会長の別当 リサ。
あなたと勝負したいそうよ。」
影御雷「自分と?
なるほど、それで……。」
影御雷は理由を悟った。
影御雷「解りました。しかし、女性が相手だからって手加減する程、
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