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EFFECT
魔法の世界 1−3
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ここにいたら他の魔法使い達の魔力を勝手に喰らってしまうぞ。まあ...無理に、とは言わないが」

「いやいやいやいや...! 本当は大金で売ろうと考えてたんでやすが、お客さんにならその半分......いや、三分の一の値段で結構だ!」

「......いいのか?」


 この店主は、この蛇の価値が分かっていないらしい。本来ならば今の値段の十倍〜二十倍でも安いだろうに。まあ、得したことに変わりはない。喜んでその値段を支払った。

 さて、教材の殆どはお下がりでいいとして、あとは俺の趣味に使う物だな。鍋と、フラスコと、スポイトと、簡易発火装置。それらで調合する薬草や薬品の数々...。
 それに、薬草学の書籍を数冊。

 思わず胸を踊らせ、意気揚々と横丁の中を進むのだった。
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