暁 〜小説投稿サイト〜
WATCH DOGS 〜in RIDER WORLD〜
PHASE7 変身
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翌日

翔は事前に指定されていた港へとやってきていた
目の前には巨大な貨物船がある
そしてそこから若い女性が2人と屈強な男が5人、そして子供が1人降りてきた
四人の男が巨大な箱を運び、残りの1人はバイクを押してきていた

「久しぶり、翔」
「お久しぶりだ、ココ」
「ちゃんと預かっていたものは持って来たよ
ベルトとバイク…ところで、これを取りに来るなんて、
何かあったの?」
「ああ…まあ、ちょっとばかり厄介なことになっていてな」
「へぇ…一応私達でもこれについて調べたけど
ユグドラシルの北欧地方の研究所で作られたってことしか…」
「それ以外の詳細は不明、か…
あの日なぜこの街にあったのか、そんぐらいは知りたいんだがな…」
「そうね
これは…使い方次第ではかなり危険な物よ
気をつけてね」
「ああ」

翔は降ろされた箱を開けた
中には一つのベルトと、幾つかのメモリが入っている
それを確認すると、彼はスマホを取り出した
彼のスマホは、元々このベルトとセットで
扱うものであった
スマホ自体が力を得るためのキーなのだ

彼はベルトをつけ、スマホについている一つのボタンを押した

【Get ready】

同時にベルトの横のレバーを引っ張る
すると中心が回転し、ベルトのコアが現れた
そこにスマホをかざす

「変身」
【Battle system start】

翔の姿が光に包まれる
ところどころ、電子回路のようなものが浮かび上がり……


仮面ライダーバレルへと変身を遂げた


「いつ見てもその技術は凄いわ…
それ以外に見たことがない」
「そうでもないさ
ユグドラシルの連中はこういうのをポンポン作ってる」

彼はアーマードライダー達のことを思いながらそう言った
彼は腰に仕舞われているスマホを確認した

「…これ以上モタモタはしてられないな」

バレルは箱の横のバイク、シャドウエージェントに跨がった

「悪いココ、時間がない
もう行かせてもらう」
「OK
しばらくは日本にいるから、何かあったら連絡して」
「ああ、ありがとよ」

彼はバイクのエンジンを掛け、すぐに走り去っていった

「この世界にはまだまだ色んな兵器があるのね…」

彼の後ろ姿を見て、ココはそう呟いた





バイクを走らせているバレルの元に
一本の連絡が入った

「もしもし」
「俺だ、ジョルディだ
今どこにいる?」
「今はココたちと別れて
そのままゆぐタワーに向かっている
今日中に情報は盗み出す」
「そうか…プランは?」
「地下から侵入する
この街は埋立地で、
地下に何本もタワーから伸びている通路があるっての事が
調べているうちに分か
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