暁 〜小説投稿サイト〜
ドリトル先生と二本尻尾の猫
第十幕その一
[1/2]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
                 第十幕  テーマパークでのデート
 日曜になりました、トミーは先生を笑顔で送りました。
「じゃあ今日はですね」
「うん、お昼はテーマパークに行ってね」
「夜は、ですね」
「イタリア料理店に行くからね」 
 先生はトミーに玄関で靴を履いた状態で笑顔で答えます。先生の周りには動物の皆が揃って待機しています。
「だからね」
「僕達は夜は帰るから」
「先生だけが夜に残るよ」
「だからね、僕達の分はね」
「ちゃんと御飯を用意しておいてね」
「わかったよ」
 先生は皆には顔でこう答えました。
「それじゃあ皆で吉報を待とうね」
「是非ね」
「そうしようね」
「夜は皆でくつろぎながら」
「先生の幸せを祈ろう」
「そうしようね」
 こうしたことを話しました、ですが。
 その先生はです、ご自身のことに気付かないままトミーに言いました。
「テーマパークは子供の時以来だね」
「楽しみですね」
「うん、その雰囲気でもね」 
 それだけでもというのです。
「楽しもうかな」
「いやいや、お二人を見ていくから」
「お二人が行く場所によるけれどね」
「そこに行ってね」
「そのうえでね」
「テーマパークの色々な場所に行ってね」
「そちらも楽しめるよ」
 みんなはこう先生にお話するのでした。
「勿論僕達もね」
「一緒に行ってね」
「そして楽しめるよ」
「テーマパークの中の施設もね」
「そうなんだ、さて日本のテーマパークは」
 今度はそのテーマパークについて言及した先生でした。
「どんな場所かな」
「面白いと思いますよ」
 トミーが先生に答えます。
「日本のものも」
「そうなんだ」
「テーマパークも日本人がやっていますから」
「日本人が遊んでね」
「日本人はお仕事には凄く真面目ですから」
 それこそ、というのです。
「ですから」
「テーマパーク自体も」
「真剣に遊びを追求したものですよ」
「楽しさをだね」
「はい、ですから」 
 それで、というのです。
「凄いと思いますよ」
「そうなんだね」
「遊びを考えることがお仕事なら」
「それを日本人がすると」
「凄いと思いますよ」
「しかも日本人は職人気質だからね」
 それがかなり強いです、日本人は。
「凝ってね」
「そのこともありますから」
「じゃあ楽しんで来ようかな」
「ただ見守るだけじゃなくて」
「僕も余裕があればそうさせてもらうよ」
 是非にと言ってです、そのうえで。
 先生は動物の皆と一緒に八条テーマパークに来ました、するとそこにはなのでした。
 もうお静さんが人間のお姿でいました、お静さんは先生一行を見て笑顔で言いました。
「おはようございます」
「うん、おはよう」
 
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ