第十幕その四
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」
「濡れてもいいんだね」
「むしろ後で拭いて奇麗になることを考えれば」
「濡れることはいいことなんだね」
「そうよ、だから折角の申し出だけれどね」
それでも、とです。猫はまたハンクに言いました。
「お断りさせてもらうわ」
「そう、それじゃあね」
「そういうことでね」
こうしてでした、ガラスの猫は自分の身体が濡れてもその後に拭いて奇麗になることを楽しみにしながら自分でその濡れた道を歩くのでした。
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