第4章
停止教室のヴァンパイア
第90話 血の悪魔との再会です!
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ポートをしてたみたいだ」
「アルさんは聖剣に関して、造詣が深いからね」
自身が持つ神器(セイクリッド・ギア)や因子の事で試行錯誤している内に自然とそうなったのだろう。
いや、元々そう言う面での才能もあったんだろう。
「……ユウナ、もう良いだろ?……さっさと行くぞ…」
ライニーが低い声音で言う。
「……悪魔と短時間だろうと一緒にいるなんてごめんだ…」
ライニーがイッセーを見ながら言う。
その瞳には嫌悪や憎悪が入り混じっていた。
「……お前だって、教会の戦士(エクソシスト)、ましてやあれだけの暴言を吐いた男なんか一緒にいたくはないだろ?」
歪んだ笑顔でイッセーに言うライニー。
「いやまあ、教会の人間だし、悪魔が嫌いだろうから、あんな事も言うだろうし。俺はもう、気にしてないんだけど…」
「……フン、所詮は教会側の俺達と接触して、あわよくば俺達側の情報でも得ようて魂胆なんだろう?」
「いや!んな事考えてねえけど!?」
「こら!ライ君、そう言う事言わないの!」
「チッ!」
ライニーは俺達から距離を取って歩き出してしまった。
「……………」
「あいつ、やけに悪魔の事毛嫌いしてるな?いや、教会の人間だから当然なんだろうけど…」
「だが、あれはそれだけの理由ってだけじゃない気がするがな…」
「ああ。俺もそう思う。それに、あれって、敵として嫌ってるって言うより…」
「悪魔に対して懐疑的な見方があると言うか…」
「悪魔にはみんな裏があるって決めつけてる様な感じだよな?」
「ああ、そんな感じだな」
あの時、イッセーに言った言葉も悪魔を敵として嫌悪感から出たと言うよりも、悪魔には必ず裏があると言う懐疑的な物だった。
「……ライ君が悪魔に対してああ言う見方をするのは理由があるの」
『?』
「ライ君にはお姉さんがいたの」
「お姉さん?」
「あいつに姉がいたのか?」
「うん。名前はエイミー・ディランディ。親に捨てられたライ君にとって唯一の肉親。たった二人で幼いながらなんとか生き抜いていたみたい。でも、ある日、二人の前にとある上級悪魔が現れたの」
「え、上級悪魔と!?」
なるほど、なんとなく読めてきた。
「その上級悪魔は二人を自分の眷属悪魔にしようとしたの。でも、ライ君を見ての通り、二人はその申し出を断った。でも…」
「そいつは二人を無理矢理に眷属にしようとした、か?」
「……うん」
やっぱりそう言う事か。
「ちょ、ちょっと待てよ!?無理矢理に眷属にするって!?」
「割りと少なくないらしいぞ。強力な眷属を得る為に強引に転生させたり、見返りがあっても理不尽な物だったり、扱いが非道だったりなんてな。特に強力な神器(セイクリッド・ギア)所有者なんかがそうなってるみたいだ」
「な、なんだよそれ!?」
「上級悪魔全員が部
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