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異世界系暗殺者
大人の時間・1時間目(2016/05/16 一部修正)
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を含む男子に頼む様にしろ」


俺がそう忠告すると、3−E女子一同は無言でただ頷いていた。男子はというと、思春期ということもあって倉庫でのプレイが気になるのか、ほぼ全員がダッシュで倉庫へと向かっていた。

先頭を走っていた潮田が倉庫の10m手前に辿り着くと扉が開き、中からご満悦な顔をした殺センセーが出て来た。


「殺センセー!!おっぱいは?」


おい、潮田。おっぱいって、何だ?そういうのは岡島の担当だろ。あと、せめて名前は名字の一部が引用されているビッチって言ってやれよ。


「いやぁ、もう少しくらい楽しみたかったのですが、皆さんとの授業の方が楽しみですからね。早々に切り上げました。皆さん、次の授業で行う小テストは手強いですよ」
(いや、ご満悦顔から普段の顔に戻して、先生らしいことを言っても説得力無いから)


俺がそんなことを思っていると、倉庫からレトロな体操服を着たビッチ先生がフラフラと出てきた。しかも、その体操服シャツにイリーナと書かれた名札が縫われていて、芸が細かい。


「まさか…、僅か1分で全身マッサージと早着替えをさせられるなんて……、その上、ヌルヌル触手であんなことまで……」


ビッチ先生はそこまで言い終えると、前のめりに倒れ込み動かなくなった。ホント、この触手生物は何をしたんだ?


「殺センセー、一体何したの?」


潮田がクラスを代表する様に殺センセーに尋ねると―――


「渚君。大人には大人の手入れがあるんです」


殺センセーは真顔で遠くを見ながらそう告げてきた。


「「「「「「悪い大人の顔だ!!」」」」」」

これには潮田だけでなく、俺を含む全員がツッコミを入れた。その後、俺達は殺センセーの指示でビッチ先生を放置したまま、校舎へと戻った。



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