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異世界系暗殺者
大人の時間・1時間目(2016/05/16 一部修正)
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るから。BとVの発音の区別くらいはできるんで」
「確信犯なら猶更性質が悪いわ!……取り敢えず、正しいVの発音を教えてあげるわ。まず歯で下唇を軽く噛む!ほら!!」


ビッチ先生の指示に従い、下唇を軽く噛む皆。ちなみに俺はちゃんと発音できるので、ビッチ先生の指示に従っていない。


「そう。で、そのまま1時間過ごしてなさい。これで少しは静かになるわ」


ビッチ先生はそう告げると、視線をタブレットに戻した。ビッチ先生のその態度に皆はムカついている様で、教室内に殺気が充満している。


「ってか、これって授業になるのか?」


5時限目の間、俺のこの疑問に答える者は誰もいなかった。そして、律儀にも皆下唇を軽く噛んだ状態で自習を続け、5時限目が終了。

6時限目は体育ということもあり、俺を含めた男子は着替えの為、別教室へと移動。体操服へと着替え終わると、運動場を兼ねている校庭へと集まった。

今日の体育は射撃訓練。近接戦を主体とする俺も、当然のことながら参加する。まぁ、的に当てるだけなら余裕なので、自分ルールを貸したりする訳だけど。

今回の自分ルールは、初弾でできた穴に次弾以降も通し続けるのだな。失敗したら逆立ち腕立て100回。それを烏間先生とクラスの皆の前で、15発連続で成功させていると、三村がいきなり声を上げた。


「おいおい、マジかよ!?殺センセーとビッチ姐さん、2人で倉庫にしけこんでくぜ!!」
「……流石、全身触手。淫猥教師の性には抗えなかったって訳か」
「淫猥教師の性って、何!!?」


俺があからさまにガッカリした感じでそういうと、潮田が最高のタイミングでツッコミを入れてくれた。流石、キング・オブ・ツッコミニスト。


「って言うのは冗談で、いくら殺センセーが巨乳好きの淫猥教師でも、流石にあんなあからさまな色仕掛けに引っ掛かる訳が無いって。
どうせ、ビッチ先生の暗殺も失敗に終わる。そんなこと気にしてる暇があったら、暗殺訓練を続けようぜ。賞金100億を手にする確率を上げる為にもな」


俺がそう告げると同時に倉庫からマシンガンによる銃声が聞こえてきた。音の大きさから察するに、対殺センセー弾ではなく実弾を使っているのだろう。

銃声が止むまでに掛かった時間は僅か1分。そして、銃声が止んだかと思えば、大した間も空けずに今度は謎のヌルヌル音と鋭い悲鳴が聞こえてきた。


「いやああああ!!、あっ、いやああああ……!いや…、あ……」


聞こえてくる悲鳴はどんどん弱くなっていき、逆にヌルヌル音は大きくなっていく。


「……あの2人、倉庫でどんなプレイしてんだよ?……取り敢えず、女子一同。今後、あの倉庫には近付かない方がいいと思うぞ。何か必要なものがある場合は、俺
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