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異世界系暗殺者
女教師の時間(2016/05/16 一部修正)
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「すみません。噛みました」
「いいえ、態とです」
「噛みま死ね!」
「やっぱり態と!!?」
「彼は見た!!」
「あれ!?態とじゃなかった!!?というか。誰が何を見たんですか!!!?」


……うん。やっぱり、弄り甲斐のある先生は面白いな。クラスの皆も、俺と殺センセーの遣り取りに笑ってるし。まったく、殺し難い先生だ。最終的には殺すけど。

この後、殺センセーは女教師に目や曖昧な関節が素敵と言われていたが、俺に弄られたこともあって締まりのある顔とデレデレした顔が一緒になった中途半端な顔を俺達に晒すこととなり、朝礼と短HRは終了した。

そして時間は過ぎ、昼休み。殺センセーを含め一部の生徒を除いたクラスのほぼ全員でサッカーをしていた。俺と殺センセー以外の全員の手に対殺センセーナイフとエアガンが無ければ、普通の昼休みを楽しむ学生の図になっていただろう。

「ヘイ、パス!」という呼び掛け以外に、「ヘイ、暗殺!!」って呼び掛けている奴もいるし。まぁ、そういう俺もサッカーボールを殺センセーの顔面や鳩尾目掛けて思いっきり蹴っている訳だけど。

殺センセーの場合、サッカーボールを200km/hの速さで当てても死ぬことは無い。けど、そうすることで他のクラスメイトの攻撃から気を逸らせることぐらいはできるだろうからな。

俺達がそんな遊びも交えた暗殺を運動場でしていると、校舎から1人の人間が近付いてきた。今朝紹介された女教師、えっとビッチ先生だったか?


「殺センセー!烏間先生から聞いたんですが、マッハで移動できるんですって?」
「マッハ20で移動できますが、大したことありません」
「お願いがあるんです。私、一度でいいから本場のベトナムコーヒーを飲みたくて、私が英語の授業をしている間に買って来て下さらないかしら?」
「お安いご用ですよ。私お勧めの店がありますから、すぐに買って来ましょう」


ビッチ先生のあからさまな色仕掛けに殺センセーは鼻の下を伸ばし、ベトナムに向かってマッハで飛んで行った。


「……で、もうすぐ午後の授業が始まるのに、殺センセーを追い出して何する気なの。イェラビッチ先生?あんた、授業する気なんて毛頭ねぇだろ。政府が雇った暗殺者っぽいし」
「……へぇ、何時から気付いていたのかしら?坊や」
「教室で会った時から。あんな触手生物にベタ惚れになる様な女は普通いねぇよ。いるとしたら、触手プレイ願望のある痴女くらいだ。どうせ、色仕掛け専門の暗殺者とかなんだろ?あんた」
「察しが良過ぎるのも問題よ、坊や。あと、授業に関しては各自適当に自習でもしてなさい。私は暗殺者。あのタコの前以外で先生を演じる気はないの。
それと、あのタコがいない場では私のことをイェラビッチお姉様と呼びなさい。ガキに気安くファースト
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