エドラス
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れってどういうこと!?」
「詳しく話している余裕はない。エドラスへの門が閉じてしまう」
ミストガンは心配そうに空を見上げる。なんか全然話がわからない・・・
「エドラスにはナツとウェンディが先に行ったようだ。私は他にも無事なものがいないか探す。だからお前だけでもエドラスに向かってくれ」
ナツさんとウェンディもエドラスとやらに行ったのか・・・じゃあ二人に合流すれば・・・え?
「ウェンディとナツが!?二人で!?ラブラブで!?」
「いや、ラブラブとは言ってないぞ・・・(汗)」
「いやいやいやいや」
ナツさんとウェンディが二人きりなんて・・・ウェンディはナツさんに憧れてるところがあるからもしかしたら・・・
「ナツさん!!大好き!!」
「俺もだ。ウェンディ!!」
そう言って抱き合う二人・・・
「そ・・・阻止せねば!!」
「・・・ハッピーたちも一緒に向かったようだからたぶん大丈夫だと思うぞ・・・?」
頭を抱えながら言うミストガン。いや〜、万が一ということがある。もしかしたら・・・
「って!もしかしてセシリー俺のこと置いてったのか!?」
俺なんか自分がかわいそうになってきた・・・
「・・・もういいか?」
「・・・うん。落ち着いた」
「そうか。ならよかった。実はお前に頼みが二つほどあるのだ」
「何?」
俺は顔をあげてミストガンと視線を合わす。
「一つはエドラスのどこかにある魔水晶にされたみんなを元に戻してくれ」
「どうやって?」
てか魔水晶にされたってなんだよ。
「お前の滅竜魔法で魔水晶を砕くんだ。そうすれば元に戻る」
「そうなんだ。わかった」
「そしてもう一つ・・・」
ミストガンは人差し指を立てて言う。
「向こうの世界に行ったら、シリル・ブランドという男に会ってほしい」
「シリル・ブランド?」
俺と同じ名前だ・・・一体・・・
「シリル・ブランドは、エドラスの世界のお前だ」
「え?」
エドラスの世界の俺?何?どういうこと?
俺が頭を抱えて悩んでいるとミストガンは話を続ける。
「エドラスとはこの世界の平行世界。つまり、向こうの世界には向こうの世界のお前やウェンディがいるんだ。お前のいう評議院に捕まった私はこちらの世界の私。私は本来、向こうの世界の住民なのだ」
「ほ・・・ほう・・・」
ミストガンの言葉になんとなく俺はうなずく。よくわかってないけどな。
「向こうのシリル
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