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我輩は逃亡者である
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お前だけにこれだけのISは使わん。二手に分けて追わさせてもらうぞ」
「させません、例え今世界がかーくんさんを追ったとしても私がさせません」
「…ほう、どうするつもりだ?比喩なく現在世界が上代翔を追っているぞ?」

…確かに無理をすることになります。それでもこんな目をしている、純粋な人間でない私にとって私に卑下も侮蔑も同情もなく普通に接してくださるのはあの二人だけなんです。

――だから!

「例え世界が敵にまわろうと束様と翔さんだけは!世界を騙りなさい!ワールド・パージッ!」

私は二人守る!
目の前の織斑千冬も、まわりにいるその他の人間も。逃げるのを手伝ってくださったマドカさんも全てワールド・パージで!ここにいるIS持ち全てを同士討ちさせ落とす!








そうしてワールド・パージで見せてる幻影で同士討ちをさせていたのだが…何故か違和感が拭えない。一人動かずに、いえこちらを見てい…!?
織斑千冬のみがこちらへ真っ直ぐ向かってくる!

「止まれぇぇぇぇ!!」
「確かに凄いな、大気中の成文に干渉、変質させ幻影を見せる能力か…しかし」

なんでワール・ドパージが…!ここまで規格外ですか織斑千冬ッ!!


「そんな小細工でどうにかできると思われたとは…舐めるな小娘が」
「グッ…カハッ…誰にも、私達の自由は奪わせ…な」

すみません…束様…かーくんさ…



▽▽▽▽



「…誰にも、私達の自由は奪わせ…な」
「……すまないな」

幻影を見えていた…マドカ曰くクロエか。クロエを気絶させたところ全員正気に戻ったようだ。

「ハッ!?千冬姉!上代は!」
「逃げたよ、こいつがお前たちに幻影を見えている間にな」
「そうか…上代は逃げれたか」
「おい、マドカ」
「ん?なんだ姉さん、私は間違ったことはしてないと思っているぞ。実際姉さんは捕らえたあとに全力で悪くはならないようにしようとしてくれていたとは思う」
「ならどうしてだよ!」
「けどな一夏、それでもどうなってたかはわからない。殺される可能性だって低くないんだ。だったら私は友達のために動くし次があっても同じようにするよ」

…ハァ、この妹は誰に似てこうも頑固な友達思いになったのか。マドカの言うことも確かにわかるが…

「取り敢えずクロエとお前はISで拘留するぞ」
「わかったよ姉さん…ファンタは?」
「抜きだ」
「………わかった」

残りは上代翔を捕らえなければならないが…ふむ、クロエをIS学園に連れていかねばなるまい。今回は諦めるしかないな。
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