暁 〜小説投稿サイト〜
我輩は逃亡者である
IF √T
IF20
[2/3]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
わせて10人以上だよ?」
「何とかします…!」

…さすがに厳しそうだが、うーん天災と世界最強のクローンな自分には何か隠された力とかないかな?

はぁぁぁぁぁぁ!!よし、ないな。


「うーん…で投降したとしたらどうなるんですか?」
「悪いようには全力を尽く」
「―ッ!嘘です!なら何故かーくんさん一人捕らえるのにこんなにも教師と専用機持ちを連れてきたのですか!?何故かーくんさんが束様と織斑千冬、あなたをモデルにしたクローンであると世間に知らしたのですか!?明らかにかーくんさんを危険視してるからではないですかッ!」
「ッ!世間に公開したのは私たちでは…それに私たちは…!」
「黙れ!あなたたちが何ですか、あなたたちがどう頑張ったところで世界に敵うわけがない!それにあなたたちにはその覚悟すらない!そんな人間を信用なんて…私が世界で信用できるのは束様とかーくんさんだけです!」
「…そうか、それでも悪いが一旦捕らえさせてもらう」

くーちゃんが本気でここまで思ってくれててあの織斑千冬やこれだけのISをまとった人間を前に引かずに自分という人間…クローン?を渡すまいとしてくれる。とそこでマドッチの声が聞こえた。

「うん…なら逃げろクロエ!そこに私の名前がなかったのは些か悲しいが私にとってはお前たちは友達だ!」
「なっ!?マドカ!?」
「くっ!なにをする!」

専用機持ちの学生の中にいたマドッチが近くにいた織斑一夏と束先輩の妹を抑えてくれていた。

「おいマドカ何をしている!」
「悪いが姉さん、あの二人は友人だ!どうなるかもわからんのにみすみす捕らえさせることはできない!」
「チッ、嫁!箒!一緒に止めるぞ!」
「ちょ!?AICとか反則だ!ズルいぞ!」
「反則とかあるか!」
「ラウラはそのまま止めておけ!残りは上代翔を捕らえろ!」

くっ、マドッチが3機分を引き付けて…引き付けて?
くれてはいるが如何せんまだまだ多い!ぶっちゃけ1機ですら無理だけどさ!


「かーくんさん逃げてください!残りは私の黒鍵で引き付けます!」
「いや!くーちゃんだけを残しては行けないって!一緒にいくよ!」
「行ってください!逃げ足ならかーくんさんの方が速いです、それに私は捕まったところですぐにどうこうされることはありません!また束様と合流するなりして助けてください!」
「…ッ!絶対!絶対絶対に!絶ぇぇぇぇぇ対に来るからな!一人でも!」
「はいっ!…一人でも?」
「ああ!…一人でも!」

…逃げろ逃げろ逃げろ!他は考えるな!最悪なのはくーちゃんに時間を稼いでもらったのに二人ともそろって捕まることだ!

――この日おれは初めて望まぬ逃亡をした。



▽▽▽▽




「上代翔だけ逃がしたか、悪いが
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ