暁 〜小説投稿サイト〜
異世界系暗殺者
本編
トリップの時間(2016/05/16 改訂)
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いきなり叩き込まれた知識に戸惑う俺を神は無視し、次のルーレットへと進もうとする。しかも、俺の目の前に鉢巻の様なものを落としてきた。


(これは鉢巻ではなく、目隠しです。貴方、動体視力が凄くいいですよね?目隠ししてダーツを投げた方が、どんな異世界に行くか運試しにもなって面白いと思うんです)
(あのルーレットは行き先の異世界を決めるルーレットだったのか……)
(さぁ、速く行き先を決めましょう!レッツ、ダーツ!!)
(何だ、その意味不明なテンション……)


俺はそんなことを思いながら目隠しをし、ルーレットのある方向に向かって右手親指と人差し指の間に現れたダーツを、適当に投げた。


(貴方の行き先は、私の妹が管理する第96並行世界・地球―――暗殺教室の世界ですね!中々、面白い世界に刺さりました!)
「暗殺教室……、殺伐とした未来しか想像できない名なんだが?」
(そんなことはありませんよ。ちゃんと中学生らしい青春も謳歌できる筈です)
「……は?ちょっと待て。今、中学生って言ったか?あんた、異世界に転生ではなくトリップするとか言っていたから、現時点での俺の年齢からスタートするんじゃないのか?」
(別に貴方の今の年齢からスタートするなんて、一言も言っていませんよ。それにこれが普通の転生だった場合、赤ん坊からスタートしていたんですから、中学生からでも大丈夫でしょう?)
「……確かに、赤ん坊より中学生からの方がマシだが―――」
(では、早速行ってみましょう!)


神がそう言うと足場全体が無くなり、何とも言えない浮遊感を体感しながら何処かへ向かって落下することになった。


「って、パラシュート無しでの自由落下とかあり得ねぇ!神!!てめぇ、いつかぶっ飛ばすから覚えてけよ!!」



【視点:神(第32及び第40並行世界・地球担当)】


(いつか私をブッ飛ばす。それは私と同じ高位次元生命体、もしくは超次元生命体にでもならないと不可能なことです。……おっと、そういえば彼を若返らせるのを忘れていました。
肉体年齢を15歳まで戻す―――だけじゃ面白くないですね。彼の名前は南樹。エア・ギアの南樹と同じ姿に変えておきましょう。彼も確か中学生でしたし。
真剣な顔をしている時の彼は基本的にカッコいいですから、さぞモテることでしょう。フフフ)



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