1部分:第一章
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文に不敬がですか」
「あるのですか」
「左様ですか」
「道とある」
確かにだ。文に道という言葉がある。皇帝はその文字を指し示して言うのだった。
「これは盗と同じ音だな」
「は、はい。そうです」
「その通りです」
このことは皇帝の言う通りだった。大臣達も頷けた。
皇帝はさらに続けた。
「朕を盗人と謗っているではないか」
「帝をですか」
「盗人とですか」
「謗っていると」
「そうなのですか」
「そうだ。隠された謗りである」
そうだというのだ。
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