暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico21繋がるセカイ〜Cross Dimension〜
[5/10]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
そのまま攻撃を受けた。女性と“スフィー”は追撃するために「はあっ!」炎の斬撃を飛ばし続ける。その最中にも“スフィー”を成長し、片刃の片手剣だったモノが両刃となり、剣身も柄も長くなって両手剣となった。
『お母さん、もっと、もっと、もっと!』
「スフィー!? あなた、声が・・・!」
さらに声の高さが少女のモノから成人のようなモノへと声変わりをした。そんな“スフィー”に、「そんな・・・」そう女性が悔いた。“スフィー・ダンテ”は人間形態時でも成長していた。遅くゆっくりであっても、確実に。人にとっての1年が“スフィー”にとっての1日であってもしっかりと。
しかし本来の武器形態での成長に合わせ、人間形態も急激に成長したのだ。女性はたとえゆっくりでも“スフィー”の成長を楽しんでいた。それが、この数分の間で女性自身となんら変わらない歳となってしまったのだ。そのショックは計り知れない。そしてそれが最大の隙となった。
「結局、人間と作られた者とじゃ同じ時間は過ごせないんだよ・・・! どれだけ願ってもな!」
燃え盛る火炎の中から巨大な両刃剣が飛来し、女性のすぐ側を掠めて行った。その衝撃で女性は大きく吹き飛ばされ、彼女の家の外壁に叩きつけられた。その所為か気を失い、地面に倒れた。
シュヴァリエルは治まりつつある火炎よりゆっくりと歩き出して来て、「これで回収だな」コートの懐から何かしらの文字が描かれた帯を取り出し、人の姿になろうとしていた“スフィー”へと投げつけた。
『っ・・・!?』
帯が“スフィー”に巻き付くと、人化が途中で止まり剣の姿へと戻った。シュヴァリエルが“スフィー”へと歩み寄り、「無駄だ。魔術で創られた兵装だ。神器であろうとその効果をキャンセルする」と言い放ち、完全に沈黙した“スフィー”を手に取って「回収完了」そう呟いた。
それから数時間後、シュヴァリエルと、彼の率いるリンドヴルムの回収実行部隊・第9小隊ドラゴンファング、第7小隊ドラゴンブレス、第4小隊ドラゴンネイルは、彼らのリーダーであるミスター・リンドヴルムの命を実行し、そして果たしたことで帰還の支度をしていた。
「――にしてもすごかったっすよね〜、コイツら。管理局の魔導師なんて目じゃない程に強かったすもん。コイツらを使えば管理局にだって勝てるんじゃないっすか?」
とある島に停泊している巨大な船へと回収した神器を運び入れているメンバー達。その1人がシュヴァリエルへ一振りのナイフを見せながら、そうテンションを上げていた。シュヴァリエルは「いいから早く出港の準備をしろ」と、男の尻に蹴りを入れた。
「あたっ。うっす! 今すぐ始めます!」
リンドヴルムが所有する、翼を広げた鳥の形をした300m級戦艦タイプのロストロギア:“ラレス・ドメスティキ”――家の守
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ