呪われた怪物
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が・・・地中から何か穴を掘る音が聞こえてきて・・・何か来たのかもしれない!!」
地面から音が・・・?なるほど・・・ウェンディが考えたんだな。扉や窓から出れないなら、地面を掘って出てくればいいって訳か・・・シャルルは翼があるから上から出てきたみたいだけど・・・ウェンディにはそんな跳躍力はないからな。
「地中から・・・?一体・・・」
「多分屋敷から地面を掘って逃げようとしてるんですよ。とにかく・・・そのタンさんを捕まえないといけないんじゃないですかね?」
「そ・・・そうだな・・・」
俺がそう言うとサラさんはうなずく。うなずいたけど・・・今表情が曇ったような・・・
「みんな行くぞ!!タンを捕まえて屋敷に連れ戻すんだ!!」
「「「「「おおっ!!」」」」」
サラさんは村人たちを従えて、その音をする場所を目指す。俺たちも行ってみるか?ウェンディを助けなきゃいけないし
「俺たちも行くぞ!!」
「もちろん!!」
「ウェンディ・・・大丈夫かな〜」
俺たちはサラさんたちのあとを追いかけるように、家を飛び出した・・・
崖の前・・・
しばらく走ると、村の人たちがなぜか崖の前の森の中で息を潜めているのを発見する。何やってんだ?
「サラさん?なんでこんなところに?」
「ああ。マキがここから出てくるよ、って言うからそれを信じて待ってるんだ」
「マキ?」
「ん」
サラさんが指を指したところを見ると、そこには赤い髪の毛の小さな少年がいた。なんであの子はここから出てくるってわかるんだ?
「なるほど・・・あの子が屋敷に出入りしている道を掘ってウェンディたちは脱出しようとしてるわけね」
「すごいねシャルル〜。そんなことがわかるなんて〜」
セシリーはシャルルの考えに感心する。へぇ・・・あの子、屋敷に出入りなんかしてるのか。ん?それっておかしくない?
「シャルル?あの子、本当に屋敷に出入りしてるの?」
「? ええ。屋敷の中で何回も見かけたわよ?」
屋敷で見かけた?・・・それって・・・屋敷の中の人たちが持ってるっていう病気にかかっちゃうんじゃ・・・
「ごめんシャルル、セシリー。ちょっと席はずす」
「どうしたの?」
「シリル〜?」
俺は二人にそういってその場から離れる。そして俺はマキくんの元に歩いていく。
「マキくん?」
「何?」
「ちょっといいかい?」
「いいよ。それならこっちに来て。おねーちゃん」
「おね・・・」
俺はマキくんに話を聞こうとしたら、話すにはちょうどいいところがあるらしく、そこに手を引かれていく。しかし・・・こんなちびっこにまで女に間違えられるとは・・・本当にシ
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