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EVANGELION ANIMA〜もう1つの可能性〜
四話 見知らぬ記憶
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あるのだろう。
「今日の話し合いはここまでよ。さっ、仕事に戻りなさい」
ミサトの声に怒った感じはない。
「時間…ないんじゃなかったんですか?」
小さな声で訪ねるマヤ。
「時間がもったいたいと思うなら行動で表しなさい」
互いの顔を見合う。
「「「はい…」」」
返事に元気がないが反省はしていたようなので大丈夫だろう。
3人が退室したのを確認したミサトは口元で指を組む(ゲンドウポーズ)
「これで3人の仲が戻ってくれれば……後は、あの2人か…」

初号機パイロット碇シンジと弍号機パイロットの式波・アスカ・ラングレー。
2人は現在本部の社宅を借りてミサトも合わせて3人で暮らしている。学校は本部からかなり離れた第2新東京市にあるが、ミサトが司令の権限を利用しVTOL機を使って通学させていた。また、エヴァパイロットとばれないように学校では、偽名をつかい偽戸籍も置いている。わざわざ元第壱中学の友達がいない学校を選んだのはシンジとアスカが自分達で申し込んできたからだ。
今は友達も新しくできたようで楽しい学園生活を送っていた。
シンクロテストもあの日から一度もしていない。
もうエヴァは必要ないと2人も思っているからだ。ミサトはエヴァシリーズとZLELLのこと、またエヴァに乗って戦わないといけないということを話していなかった。

「今度はちゃんと伝えないと」
参号機の起動実験の日、ミサトはシンジに参号機に乗る予定だったパイロットが誰なのか最後まで話せなかった。参号機にトウジが乗っていたのを知ったのは、プラグから救出されている所を初号機のモニターで見たときだった。
ミサトがシンジにもっと早く伝えておけば、どうにかなった可能性もある。
「後悔と自己満足の繰り返し…成長してないのは私ね」
悲しそうに笑うミサト。
「いまさら後悔したって遅いのにね…
まずはコレを片付けなきゃ…」
マコト達がくるので足元に隠した大量の始末書。自室にはこの倍の量が溢れている。
「日向君達にはさっきあんなこと言ったばかりだし…」
カッコつけたあとにすぐ頼るなんていくらミサトでも恥ずかしいことだった。
「トホホ…(涙)」
周りに頼るという選択を諦めたミサトは、始末書という敵と格闘を始めた。


ー数日後
「あなた達に集まってもらったのは前に言っていた『エヴァに継ぐ新たな兵器』についてよ」
司令室には前回同様NERVのトップが集まっていた。
「しかし、葛城さん。NERVの予算はエヴァ2体の修理と現在維持だけで精一杯なんですよ?」
マヤの言う通り四号機戦で傷ついたと初号機の弍号機の修理に今月の予算の半分以上を使った。また、エヴァはいつでも発進できる状態を維持するためには大量の電力を使用する。とても新しく兵器をつくるお金は余っていない。
「ターミ
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