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【D×D】掃除男さん、アンタ分かってないよ!
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中にもソーナの、そして悪魔界の未来がかかってるんだからな!!リアスみたいな将来性のないチャランポランに負けるんじゃないぞ!?」
「は、ハイ!!不肖ながら匙元士郎、部長のために粉骨砕身の想いで頑張りますッ!!」

もう何が何やらわからないままだったが、取り敢えずソーナを応援してることだけは分かった匙は全力で返礼した。……本人が聞いていないとはいえ、チャランポラン扱いとはひどい男である。


「……くちゅん!」
「あれ、風邪ですか部長?」
「そんなはずないんだけど……おかしいわね」

同刻、イッセーといちゃいちゃしていたリアスがくしゃみをしたとか。



 = =



時間が経って、所も変わってオカ研部室。

「………異世界から乳神を呼んだ?」
「そうなんすよ!なんでも異世界の神様らしいんですけど、凄くないですか!?」

後輩のイッセーからその話を聞いた箒は、しばし黙考したのちにこう答えた。

「イッセー。乳にご利益がある神なら態々異世界に飛ばなくても八百万(やおよろず)の神の中に複数いるんだが……」
「エッ!?マジっすか!?」

おっぱいへの執着ならば世界一の自負があるイッセーが、得意のおっぱい知識で敗北した瞬間であった。
四つん這いになり床を叩いて悔しがるイッセーと、そのイッセーの背中を椅子に優雅に紅茶を啜る箒。仮にも赤龍帝を相手にこんなナメくさった真似が出来るのは箒くらいのものだろう。当のイッセーは未だに自分がおっぱい知識で負けたことしか考えてないようだが。

「俺が……俺は、甘かったのか?おっぱいドラゴンとか乳龍帝とかちやほやされて、大切なことを見失っていたのか……俺は、俺はぁァァアアアッ!!」
『相棒!?俺にはお前が何をどう悔しがっているのかメカニズムが全く理解できんのだが、とにかく落ち着け!?』
(箒先輩が言うと全然スケベな印象がしないのが不思議だよね……)
(性の話は出来るのに性欲と全く繋がらないからある意味稀有だな……)

小声でひそひそそんな話をする祐斗とゼノヴィア。それと同時に、友好関係に割と美人女性が多いのに美人に興味がなさそうな箒の態度に若干の不安を覚える。

……まぁ、箒は堕天使総督アザゼルの弟子(他称)で、魔王サーゼクスの友人で、魔王セラフォルーが唯一恐れる男で、しかも大天使ミカエルにさえ警戒されている男である。最近はオーディンに苦手とされた上にロキをこすい手段で無力化し、禍の団カテレア&ヴァーリチームにもコネがあるという曰くの塊みたいな男でもある。普通に考えれば近づき辛いことこの上ないのである。

考えれば考えるほどその存在が心臓に悪い。しかも戦闘能力皆無なのでガチでいつ死んでもおかしくないという不安定すぎる存在だ。実際ロキとフェンリルとの喧嘩に割り込
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