竜からの宝物
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れていることに気づいて動揺する。するとその声でシャルルが目覚める。
「あんた、よく寝られたわね」
「シャルル!!どうしよう・・・せめてお片付けを・・・」
「ムダよ」
ウェンディはそういいながら窓の破片を広い始めるが・・・風が強すぎて思わず落ちそうになる。
「ちょっと・・・いくらあんたでも汽車から落ちたりしないわよね・・・」
「そこまでドジじゃないよ!!」
ハラハラと言うシャルル。ウェンディはそれに対して反論しようとし、窓を掴んでいた手を離してしまう。つまり・・・風に流され電車の外に出てしまうわけで・・・
「きゃああああああ!!」
「ウェンディ!!」
「ん・・・」
落ちてしまうウェンディとそれを助けにいくシャルル。二人の大声でセシリーが目を覚まし、列車の外を見る。
シャルルがウェンディを見事に掴むが・・・二人はなぜかそのまま落ちていく。
「シャルル!!ウェンディ!!」
セシリーはあわてて二人を助けようと列車から飛び降りる。しかし
「来ちゃダメよセシリー!!」
「な・・・なんて〜!!?」
シャルルがセシリーを止め、セシリーも思わず止まってしまう。
「シリルたちに言って助けに来るようにお願いして!!私たちは大丈夫だから!!」
シャルルはそう言うとなんとか軌道を修正して下にある屋敷に向かって落ちていく。セシリーは思わず二人を追いかけようとするが・・・あることに気づく。
「あれ?魔力が〜・・・」
力が抜けていく感じをセシリーは感じた。シャルルが飛べないのは、もしかしてこれが原因なのか、とセシリーは考え、その場な留まる。
「必ず助けにいくから〜!!」
「お願いね!!」
「わぁ!!落ちる〜!!」
セシリーは落ちていく二人を悔しそうに見てから、魔力が足りないながらもゆっくりとゆっくりと列車に向かって戻っていく。列車に近づいていくと、魔力が元通りに戻ってきたのをセシリーは感じた。
「魔法が戻ってきた・・・なんだったんだ・・・さっきの・・・」
セシリーはシャルルたちの方を見ると、シャルルたちは森の中の大きなお屋敷へと落ちていった。
「もしかして・・・あの屋敷に魔法を使えなくする何かがあるんじゃ・・・」
セシリーは急いで、シリルたちの元へと戻った・・・
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