竜からの宝物
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寝てんじゃねーよ」
するとグレイさんがナツさんを踏み二人はにらみ合う。すぐにナツさんが酔って吐きそうになってるけど・・・
「ふふっ。なんかこういうのひさしぶりだね」
「そうだね。なんか皆さんと一緒にいるときが一番楽しいよ!」
「私も!!」
俺とウェンディは二人でそんな話をしている。ナツさんたちはハチャメチャだけど、すごい優しくて、頼りになって・・・本当に憧れちゃうや・・・
「ん・・・」
するとウェンディが突然俺の肩に頭を乗せてくる。どうしたのかと思ってウェンディの顔を見ると、ウェンディは気持ち良さそうに眠っていた。
「寝ちゃった?」
「ルーシィさん!」
横に来ていたルーシィさんが声をかけてくれる。その後ろではエルザさんとグレイさんがナツさんを押し付け合ってるけど・・・そんなことしたらナツさん吐いちゃいますよ〜。
「ウェンディ、気持ち良さそうね」
「疲れちゃってるんですね」
ウェンディは静かに寝息を立てて眠っている。今日は色々ありすぎたからな・・・ゆっくり寝かしてあげよう。
「シリルも眠かったら眠った方がいいからね」
「はい!ありがとうございます」
ルーシィさんはそういってエルザさんたちを止めにいく。少し窓が壊れつつあるけど・・・大丈夫かな?なんか列車壊しました〜、とか言いそうでちょっと怖いわ・・・
しばらくすると・・・
「う・・・寝てた・・・」
俺はいつのまにか眠っていたらしく、気がつくとナツさんたちも眠っていたようだ。なぜかナツさんは荷物置きの上で眠ってたけど・・・と、そこまで思って猛烈な違和感・・・
「あれ!?ウェンディがいない!!というか窓が壊れてる!?」
俺は立ち上がって辺りを見回す。なぜか隣にいたはずのウェンディがいなくなっている・・・
まさか・・・窓から落ちたのか!?
「シリル〜・・・」
「セシリー!!」
俺があたふたしているとセシリーがなぜか壊れた窓の外からやってくる。何してたんだ?
「シリル〜!!すぐにこっちきて〜」
「え?ちょっと!!」
セシリーはそう言うと俺をつかんで壊れた窓から外に出る。何してるんだこいつは!?
「おい!!セシリー!?どういうこと!?」
「うーんとね〜・・・実は・・・」
――――――少し遡って・・・第三者side
「ん・・・ねちゃった・・・」
ウェンディは目を擦りながら周りを見る。するとそこには列車の車窓が見るも無惨に砕けてなくなっている光景が広がっていた・・・
「ええええ!?なんで窓が・・・あれ!?こっちも!!壊しちゃったんですか〜!?」
ウェンディは自分達がわの窓も壊
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