暁 〜小説投稿サイト〜
FAIRY TAIL〜水の滅竜魔導士〜
夜に舞う蝶
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れ以上の攻撃は本当に危険よ!!」
「すごいカウンターがきっと来るよ〜!!」

ハッピーたちが慌てた様子で言うが、俺たちは攻撃をやめない。すると、俺たちの魔法が次第に一つに集まっていく。

「・・・え!?みんなの魔法が・・・」
「一つに・・・!!」
「これってもしかして・・・」
「「「合体魔法(ユニゾンレイド)!?」」」

俺たちの魔法は一つに合わさって、盗賊団の男にどんどん吸収されていく。

「すごい!こんな強い攻撃初めて!!高まるぅ〜!!」

ビキッ

「え?え!?」

男の体から突然変な音が聞こえる。よく見ると男の体にヒビのようなものが入っているように見える。もしかして・・・相手の限界値(リミット)を越えたのか!!

「ちょ・・・これ以上は・・・む!!」

バンッ

ついに魔法を男は吸収できなくなった男は爆発し、その場に倒れ落ちる。

「・・・か・・・勝った・・・?」
「よ・・・よかった・・・」

その場に座り込むウェンディ。俺もその隣でしゃがみこむ。

「やったなウェンディ!!シリル!!」
「すご〜い!!」
「大したもんだぜ」
「うむ。よくやった」

ナツさんたちが笑顔で俺たちを誉めてくれる。めっちゃうれしい・・・

「信じられない!相手の許容量を越えるなんて・・・!?」

シャルルは男を倒したことに驚き、ハッピーとセシリーは二人でハイタッチしている。
俺たちが盗賊団を倒したことに喜んでいると

「シユウ!?」

ヨシノちゃんの叫び声が聞こえ、俺とウェンディはそちらを向く。
そこにはお腹から血を流しているシユウがいた。

「やだ・・・どうしよう・・・血が・・・!!」
「シユウさん!!」

俺は急いでシユウさんとヨシノちゃんのそばに駆け寄る。シユウさんは出血がかなりひどくて、呼吸もかなり苦しそうだった。

「いつからこんな・・・もしかしてさっき私をかばったときに・・・!?」
「ヨシノ・・・俺のかわりに・・・みんなに謝っておいてくれないか・・・?」

シユウさんは真っ青な顔でヨシノちゃんにお願いする。

「何言って・・・そんなことより早く村に戻って手当てを・・・」
「いいんだ・・・」
「え・・・」
「もう、いいんだ・・・
俺はみんなに・・・ひどいことをしてしまった・・・どのみち・・・もう・・・ここにはいられないんだ・・・」

シユウさんはフラフラになりながら言う。一瞬倒れそうになるが、それをヨシノちゃんと俺で支える。

「シユウ!!」
「シユウさん!!」
「半年前・・・村が襲われて・・・俺はすべてを失ったんだ・・・家も家族も友達も・・・
村をどうにかしたくて、聞いたことのある竜の宝を探そうとしたとき・・・あいつらに
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