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アニメにおけるOCGデッキの可能性
野獣の眼光
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らだと!?」

いや、そこまで驚かなくても……。まあ、この時代には少ないか……手札から発動できるカード。

「相手のダイレクトアタック宣言時、手札から特殊召喚しバトルフェイズを終了させる」

「くっ……ターンエンド」

「俺のターン、ドロー。手札抹殺を発動する」

四枚捨てて四枚ドロー。

これで準備は整った。

「墓地の闇属性、異界の棘紫竜をゲームから除外し輝白竜ワイバスターを特殊召喚」

白く輝く竜が登場し、周囲が沸く。やはりドラゴン族はかっこよく、人気らしい。

「二体のモンスターをいけにえに百獣の王ベヒーモスを通常召喚」

バトルフェーダーとワイバスターが光に包まれ、次の瞬間には無駄な威圧感を持つ巨大な獣が堂々たる姿を現した。……デカイ。

「墓地に送られた輝白竜ワイバスターの効果。デッキから暗黒竜コラプサーペントを手札に加える。さらに百獣の王ベヒーモスの効果により、いけにえに使用したモンスターの数だけ墓地の獣族モンスターを手札に戻すことができる。よって墓地のアンドロ・スフィンクスとスフィンクス・ティーレイアを手札に戻す。さらに伏せカード、光のピラミッドを発動する」

白く輝くピラミッドが俺の背後に展開される。さすがは劇場版の敵のカード。演出がかっこいい。

「綺麗なカードだな……それはどんな効果があるんだ?」

エアーマンも見惚れている。

「このカード自体にはデメリット効果しかないだが……こんなことができる。手札のアンドロ・スフィンクスはフィールド上に光のピラミッドが存在する場合、ライフを500ポイント払い特殊召喚できる」

4000→3500

「攻撃力3000!?」

光のピラミッドから音もなく現れたアンドロ・スフィンクスは音もなく俺の前に着地した。

「ただし、この召喚によって特殊召喚するとこのターン、アンドロ・スフィンクスは攻撃することはできない……だが」

「だが?」

「こうすればいい。墓地の光属性、輝白竜ワイバスターをゲームから除外し暗黒竜コラプサーペントを特殊召喚」

先程のワイバスターと違って真っ暗なドラゴンが現れる。こちらにも歓声が上がった。

「そして闇属性のドラゴン族、暗黒竜コラプサーペントと獣族、アンドロ・スフィンクスを融合する」

「融合も使わずに融合だと!?」

モンスターだけで融合するなんて剣闘獣やネオスくらいしかテーマがないから珍しいかな。

「ビーストアイズ・ペンデュラム・ドラゴンを融合召喚する」

これから来るかも知れない未来。あっちの世界では遊戯王ARC-Xと呼ばれる時代の主人公、榊遊矢のエースモンスター、オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴンの進化形態。

獣のような眼光をもって周囲を睥睨しながら
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