暁 〜小説投稿サイト〜
ガウチョスタイル
第三章
[2/2]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話
上だ」
 シャツの上から着るというのだ。
「そうして着るんだ」
「ベストの上からシャツじゃないんだな」
「この服は別だ、ガウチョっていうんだけれどな」
「そうか、この服ガウチョっていうんだな」
「全体でな」
 この黒い服一式でというのだ。
「そう呼ぶんだよ」
「そうか、じゃあな」
 ここでだ、ホセは。
 シャツとベストも着た、そこでだった。
 祖父は孫にスカーフも巻く様に言った、帽子を被ることは言うまでもなかった。そのガウチョを全て着た孫を見て。
 フェリペは笑顔でだ、こう彼に言った。
「俺の思った通りだ」
「似合ってるか?」
「かなりな、試しに鏡で自分の姿見て来い」
「ちょっと行って来るな」
 こうして実際にだった、彼は自分の今の姿を鏡でチェックした、そして祖父のところに戻ってこう言ったんだった。
[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ