ラビリンス本土決戦
いざ敵地へ
第45話 サウラーとニューウェスター 最期の戦い!!
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処理場
「まさか、最初からこうするつもりで。そんなはずはない。そんなはずは。」
脱出に向かっているキュアチェリーは
「ベリーマザー急いで。出口が閉じ込めたらアウトよ。キャッ。」
「ドデッ。」
廃棄家電の配線の束でキュアチェリーは転んだ。その後、立ち上がって絡んだ配線を解き始めた。
すると
「あっ、あーーーっ、キャーーーッ。」
「パッ。」
「うっ。」
「文子さん。」
「うーーーっ。」
「ポイッ、ドスン。」
ニューウェスターも一緒に絡んだ配線を解き始めた。
「チェリー、ありがとう。目が覚めたわ。弟のために、人間として生き続けるわ。メビウスにとって、私はゴミのようだわ。」
「そう、良かった。これで、メビウス様の僕にならなくて。」
「だって、どうすることもできないから。ところで私、あなたの街の公園へ行った時、1人でドーナツを食べたことがあるわ。」
「カオルちゃんのドーナツカフェに行ったことがあるの。」
「弟が大好物だって聞いてるから食べてみたの。本当に美味しかったわ。そこでちょっと、思ったことがあるの。あなたたちと一緒に食べたら、もっと美味いかと思ってね。」
「エヘッ。」
「うふっ。」
すると
「バコン。」
「文子さん。」
「ううううっ、耐えられない。キャアーーーーーーーーーーーッ。」
「文子さあーーーーーん。」
一方、残留しているサウラーは
「メビウス様、私はここにいます。これは何かの間違いですよね。クラインの操作ミスですよね。」
「ウィーーーーン。」
「メビウス様、なぜですか。お答えください。メビウス様。」
「ピューーーーーッ。」
「うわあ、うわあーーーーーっ。」
「パン。」
「あっ、レミ。何をしてるんだ。なぜだ。僕は敵だぞ。」
「坊っちゃん、戦うより笑い合う方が良いじゃない。」
「ああっ。」
「言ったでしょ。皆の一緒に笑うことがあたしの幸せだって。皆の中に坊っちゃんも入っているのだよ。」
「ああーーーっ。」
「ズーーン、ズーーーン。」
「イイーーーッ、うぐっ、ああーーーっ。」
「今日まで自分の生き方が正しいと信じてきたが、このザマだ。」
「頑張って。一緒に頑張ろう。」
「皆で助け合って行けば笑顔になれる。.........か。一緒に笑い合う時間が無いのが残念だ。ハアーーッ。」
「バコン。」
「はああーーっ、あーーーっ。」
サウラーも吸い込まれて行った。」
「坊っちゃん。」
「バコッ。」
その後、ベリーマザーとチェリーは、出入口の方向へ飛ばされた。
「文子さあーーーーーん!」
「坊っちゃーーーーん!」
「ウィーーーーン、ドスン。」
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