竜の宝
[10/11]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
(特別・・・か・・・)
シリルはウェンディの方を向くとウェンディと目線が合い、二人ともとっさに視線を反らしてしまう。
(ビックリした!!目が合った・・・ウェンディもこっち見てたのか?)
(シリルと目線が合っちゃった!!今の話のあとだと変に意識しちゃうよ・・・)
二人はそんなことを考えていると突然顔に水がかかる。
「「うわっ!!」」
「隙あり〜」ドヤッ
手から水を出してどや顔するヨシノ。
「やったな!!」
「ええい!!」
「うわあっ!!」
どや顔のヨシノにシリルとウェンディが魔法を放ち、ヨシノはそれをかろうじて避ける。
その後しばらく三人は魔法を使って遊んでいた。そして気がつくと辺りは暗くなっていた。
「そろそろ帰ろうか?ヨシノちゃんのお父さんも心配するし」
「そうだね」
「うん!帰ろう帰ろう!!」
シリルが帰ろうと言うと、ウェンディとヨシノもそれに賛成する。
「はい!」
「ん?」
ヨシノがシリルに右手を差し出す。よく見るとヨシノとウェンディが手を繋いでいる。シリルは差し出された右手を握り、三人は一列になってヨシノの家へと帰っていった。
しばらく歩くと三人はヨシノの家に到着する。
「お風呂先につかって」
「ありがとー!シリル!先に行っていい?」
「いいよ」
シリルたちは家の中に入るとヨシノは自分の部屋に、シリルとウェンディは借りている部屋へと向かう。
シリルたちが部屋へとつくとウェンディはタオルを持って風呂場に向かう。
「じゃ、先行くね!!」
「うん!いってらっしゃい」
「私も行くわ」
「僕も今日はウェンディたちと入ろ〜っと」
部屋を出る際にシリルに手を振るウェンディ。シリルもそれに手を振り返し、シャルルとセシリーはウェンディのあとをついていく。
「さて・・・うがいだけでもしておくかな」
ウェンディたちを見送ったシリルは手洗いとうがいをしに部屋を出る。
シリルが台所へと向かっているとヨシノの父がシリルに声をかける。
「シリル!」
「はい?」
シリルはヨシノ父への部屋へと入る。
「竜の谷に行って・・・何かわかったかい?」
「・・・あ・・・」
シリルはそんな質問をされ、何も調べられてなかったことを思い出す。竜の巣や竜の宝・・・あれも関係あるのかもしれないがそれについても何も調べていない。
「す・・・すみません!!」
「いや・・・いいんだよ。ごめんね。こんなことをお願いしてしまって・・・」
頭を下げるシリルと申し訳なさそうな顔をするヨシノ父・・・
ドタドタドタドタ
二人が話していると部屋の前
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ