暁 〜小説投稿サイト〜
FAIRY TAIL〜水の滅竜魔導士〜
竜の宝
[9/11]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
さいよ」
「だ〜って、[果たし状]って一度やって見たかったんだもん!」
「じ・・・自由だね〜・・・」

ヨシノのしょうもない理由にあきれる四人。そんな中シャルルはヨシノに気になっていた質問をする。

「そういえば、アンタ魔法は誰に教わったの?」
「お母さん!!うちのお母さんの家系が魔導士なんだ!村で唯一の魔導士一族なんだよ!」

シャルルの質問に嬉々として答えるヨシノ。それを見ているウェンディとシリルは話ずらそうに言う。

「・・・やっぱりこの村の魔導士はヨシノちゃんだけだよね」
「どうしたのきゅうに?」
「昼に俺言ったでしょ?あの橋のトリックは氷の魔導士がやっていることなんだって。最初は外部の人間がやってるのかとも思ったんだけど・・・」
「もしかしたら村の人の中に・・・」

シリルとウェンディの推測を聞いたヨシノは怒る。

「魔導士は私だけだよ!!村の人を疑わないで!!」
「ご・・・ごめんヨシノちゃん」
「す・・・推測だから・・・ごめんね」

ウェンディとシリルはヨシノに謝る。ヨシノは我に帰り申し訳なさそうな顔をする。

「・・・ごめん。みんなとは生まれたときからずっと一緒だから、疑いたくないの・・・」

ヨシノはそういって顔を隠してしゃがむ。それを見たシリルとウェンディもその場に腰をおろす。

「・・・・・」
「・・・・・」
「・・・・・」

しばらくの沈黙・・・

「・・・っていうかシリルとシユウっていい感じですよね?」
「敬語!?」
「いや待て!!それはおかしい!!」

顔を上げたヨシノはふてくされた顔で言う。ウェンディは突然の敬語に驚き、シリルはまさかの発言に驚く。

「お前・・・俺は男だからな!!」
「男同士の恋愛も私好きだよ?」
「そういう問題じゃねぇ!!」

ヨシノのまさかの告白・・・ヨシノはそのまま横たわる。

「・・・なんだか、いろいろうまくいかないなぁ・・・」
「・・・ヨシノちゃんは・・・どうしてシユウさんのこと好きになったの?」
「え〜・・・///」

ウェンディの唐突な質問に顔を赤らめるヨシノ。するとヨシノは夜空に浮かぶ星を指さす。

「あの星とおんなじ・・・かな」
「え?」
「どういうこと?」

ウェンディとシリルは意味がわからず聞き返す。

「たくさんある星の中で、なぜか目にとまる星ってあるでしょ?
[なんで]とか[どうして]とかわかんないけど」
「確かにあるかもね・・・」
「うん・・・」

ヨシノの言葉にシリルとウェンディは同意する。

「始めて会ったとき、シユウだけ“特別”に見えたんだ。
他の人を見てもこんな気持ちにはならない・・・シユウだけが“特別”なの」

ヨシノは笑顔になり言う。


[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ