竜の宝
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ば村の人たちを救うことができるんだ・・・でも・・・
「・・・すみません・・・俺には使い方が本当にわからなくて・・・」
「「何してるの(んですか)!?」」
すると俺たちがきた洞窟の方から叫び声が聞こえる。この声は
「ウェンディ!!ヨシノちゃん!!」
「ごめんなさいシリル・・・」
「二人ともシリルのところに行くって言い出して〜」
二人に抱えられたシャルルとセシリーが申し訳なさそうに言う。
「心配したんだよ!!」
「谷底に行くなら行くって言ってよ!!」
「ご・・・ごめん」
ヨシノちゃんとウェンディに叩かれる。そんな心配してくれたのか。というか二人とも泣かなくても・・・
「暗くなる前に村に戻りましょ」
「もう日が落ちて来ちゃったよ〜」
「早く戻ろ!シリル」
「う・・・うん」
ウェンディに手を引かれて歩き出す。俺はその際シユウさんを見るとシユウさんはヨシノちゃんと何かを話しているようだった・・・
ヨシノちゃんの家にて・・・
「「「竜の宝?」」」
「うん。どんな願いでも叶える力があるんだってさ」
俺は昼間シユウさんに見せられたものの話をウェンディたちにしている。
「へぇ・・・そんなものが・・・」
「つまり、竜の谷から人を遠ざけるのは」
「その宝を守るため〜?」
「そうなのかな・・・?」
三人に言われて俺は考えてしまう・・・
「でも普通にキレイな石みたいだったよ。どうすればその力を使えるのかもわからないみたいだし・・・」
あの石に本当にそんな力があるのか?それに・・・
コンコン
俺が考えていると誰かが部屋をノックする。といってもヨシノちゃんしかいないけどね。
「は〜い」
「どうぞ」
ウェンディと俺が返事をするとヨシノちゃんは勢いよくドアを開け
「たのもーー!!」
「「!?」」
果たし状と書かれた封筒を俺に渡す。え?え?なんで?
人気のない森にて・・・第三者side
ヨシノにつれられたシリルたちは森の中の開けたところに来ている。
「行くよシリル!!」
ヨシノがシリルに攻撃するがシリルはそれを避ける。
「水竜の・・・咆哮!!」
「ギャー!!」
シリルの放った咆哮をかろうじて避けるヨシノ。
「手加減って知らないの!?バカー!!」
「え?ご・・・ごめん・・・」
ヨシノに怒られ謝るシリル。それをシャルルたちはあきれたように見ている。
「ヨシノちゃん・・・」
「シリルとウェンディに魔法を習いたいならそう言いな
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