竜の宝
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をヨシノが通りすぎる。
「ヨシノの奴・・・どうしたんだ?」
「さぁ?」
二人は部屋から廊下に出ると、ヨシノは自室の部屋を勢いよく開けて中に入ってしまう。
二人は顔を見合わせる。
「・・・そっとしておいた方がいいかもな・・・」
「・・・そうですね・・・」
二人はそう言うとヨシノ父は部屋に戻り、シリルはうがいをするため台所に向かった。
少し遡って・・・
「ウェンディ!!シリル!!この石鹸・・・」
ヨシノはウェンディとシリルが借りている部屋に入る。その手にはおニューの石鹸が握られているが、渡そうと思った二人はそこにはいなかった。
「なーんだ。ウェンディはそのままお風呂に行っちゃったのか・・・シリルはおトイレかな?」
ヨシノは石鹸を渡しにお風呂場に向かおうとする。すると
コツン
窓を叩く音がする。ヨシノがそちらを向くと窓の間から部屋の中に一枚の紙が入っているのが目に入る。
(?・・・手紙?)
ヨシノはその紙を手に取り、開けてみる。そこにはこう書いてあった。
[大事な話があるんだ。明日、竜の谷で会いたい。シユウ]
ヨシノはその手紙を読み、口元を押さえる。
(そんな・・・もしかしてシユウはシリルのこと・・・?)
ヨシノはシユウからの手紙を見てしまい、ひどく動揺する。
動揺したヨシノは、その手紙を持って自室へと走り出す。
(・・・どうしよう・・・どうすればいいの・・・?)
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