竜の宝
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ゴンの亡霊を見ちゃったんだよ!?村のみんなもドラゴンの声をきいてますます不安になってる・・・お願い!早く解決の手がかりを探しに行こう!!」
ヨシノちゃんはそういって俺とウェンディの手を握る。こんなに村の人のことを思ってるなんて・・・ヨシノちゃんはいい子なんだな。
「・・・うん!」
ウェンディも握られた手を握り返し、返事をする。
それじゃあ・・・身支度しますか。
「じゃあ俺たち着替えるから・・・」
「それなら任せて!」
俺は着替えようと服を持って脱衣場に行こうとしたらヨシノちゃんが俺たちに魔法をかける。すると俺たちの服が変化する。
「わぁっ!!ヨシノちゃんと色違いだ!!」
「いったでしょ?変化させる魔法は得意なの」
喜ぶウェンディと得意気な表情のヨシノちゃん。だけど・・・
「ごめん・・・俺やっぱり着替えてくるわ・・・」
「えぇ!?なんで!?似合ってるよ!?」
ヨシノちゃんが俺に近づいてそう言う。けどね。
「昨日言ってなかったけど・・・俺男なんだ」
「ウソォ!?」
驚くヨシノちゃんは俺の周りをぐるぐると歩きながら見つめる。
「わ・・・私よりかわいいのに・・・男なんて・・・男に負けるなんて・・・」
「いや・・・ヨシノちゃんの方が全然かわいいよ?」
ヨシノちゃんがorz状態になってしまうのを俺は慰める。なぜかウェンディが俺を睨んでるけど・・・どうしたんだ?なんか悪いことしたかな?
「う・・・ウェンディ?」
「私にはかわいいなんて言ってくれないのに・・・」ボソッ
ウェンディが頬を膨らませながら何かを言ってるけど・・・あまりにも声が小さくて俺には聞き取れなかった・・・
しばらくして・・・
ようやく着替え終わったので、俺たちはヨシノちゃんの家から出て村の中を歩いている。
「これからどうするの〜?」
セシリーが質問してくる。そうだな・・・
「まずは村で消えた人たちの情報を集めましょ!」
「そうだな」
「わかった!」
シャルルの提案に俺とウェンディが返事する。俺たちは村でいなくなった人たちの情報を聞いて回ることにした。
いなくなった人の名前、年齢、性別、日時、場所・・・聞けそうなことは全て聞いてみた。そして、集めた情報をヨシノちゃんの家に戻って地図に書き出してみる。
「これで全部ね・・・完成!」
シャルルが作った地図を俺たちに見せる。それを俺とウェンディは顎に手をおき見つめ、ヨシノちゃんとセシリーは頭に?マークを浮かべている。
「これ何〜?」
「こんな図作って何か意味あるの?見てもよくわかんないよ?」
「アンタたち・・・もっと頭
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