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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
後日談1 ゆりかご事件の裏で………2
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話を進めた。
「01は自身に何かあったときに計画を託せる者をつくるため、俺は有栖零治の転移能力を得るためだと思う」
「零治の転移能力?」
「師匠にはレアスキルって言う特別な能力があって、師匠の場合は距離は短いけれど一瞬で違う場所に移動できるんです」
「えっ!?そんなの聞かされていないんだけど………」
「そうなんですか?」
「でも転移魔法もあったはずよね?昔にはやてに教えてもらったような………」
「はい。魔法にも転移魔法はあるんですけど、零治さんの場合は瞬間転移なのでとても便利なんです」
アリサの問いにセッテとディードは答えた。
「ただし俺の能力は劣化品で、『付近の物を自分の周辺に転移させる事が出来る』能力になってしまった。ある意味便利だけど、クレインの思い通りにはならなかったんだ」
「?でもそんな便利な能力、手放すとは思えないんだけど………」
「使えるようになったのは捨てられた後だったからな………」
そう返され、質問したオットーは返す言葉を失ってしまった。
「だけど01は違う。俺は有栖零治がバルトマンと戦った際に飛び散った血液から造られた戦闘機人だが、01はクレイン・アルゲイル自身が遺伝子を提供し、プロジェクトFを利用して造ったクローンなんだ」
「なっ!?」
コウのその答えにアリサを除いた皆が驚きを隠せないでいた。黙って聞いていたゼストも思わず声を上げ、立ち上がったほどだ。
「そしてさらに言えば、成功した失敗作とも言えるんだ」
「成功した失敗作………?それってどう言う………」
「要するに失敗作だった俺とは違い、成功したが、クレイン以上に優秀であった為に危険だと判断され、処分された」
「クレイン・アルゲイル以上だと………!?」
次々に語られる衝撃的な事実に皆の表情もどんどん固くなっていく。
「そして、捨てられた先の過酷な環境を生き抜く為に自分自身を改造し、戦闘機人の様な強靭な身体を得た。だがその代わりに後遺症からかリンカーコアを失っているので魔導師では無くなっている」
「でもかなり強大な魔力を感じました、だからこそ私達はコウさんの場所までこれたんですけど………」
ディードが恐る恐る質問をする。
「ヴォーバルソードって言う魔剣を使っていた。それを使えば魔力が無くても魔法に近い戦い方が出来るみたいだ。多分感じた魔力のその魔剣によるものだと思う。」
「ヴォーバルソードだと!?」
皆が聞いたことの無い名前に首を傾げている中、ゼストは驚きながら立ち上がっていた。
「名前だけ聞いた事がある。確か俺がまだ現役だった頃、強大な魔力を帯びた剣が管理外世界で発見され、危険だと言うことで回収チームを結成し厳重に封印する筈だった………」
「あっ、私も思い出したわ。回収チームが魔
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