暁 〜小説投稿サイト〜
EVANGELION ANIMA〜もう1つの可能性〜
参話 変わる世界(後)
[4/6]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
能だ』01のモノリス、キールがその場を納める。
『碇の処遇はどうする』
『あやつも今頃焦っているのだろう。我々を裏切った訳ではない。それにあやつ程有能な人材は、めったにおらんよ』
『しかし、冬月のことはどうするのだね?』冬月はゲンドウと違ってユイとの再開に全てをかけている訳ではない。
しかし、ZEELEや保完計画のかなり奥深くまで知っている。
『問題いらんよ。我々の目的は、葛城三佐もちろんNERVにいる殆どの人間に知られているであろう。今頃大した問題ではない。ことの終結がシナリオ通りになればそれでよい』


『『『『『『全てはゼーレのシナリオ通りに!』』』』』』




「計画が大きく狂い始めた。まずいな…」裏死海文書にはないセカンドチルドレン、サードチルドレンの復活と立て続けに起きた予想外のハプニング。
サード・インパクトの発動が遅れるのは、明らかだ。
「くっ…」何時も表情を崩さないゲンドウが悪態をつく。ゲンドウは自分が愛した妻碇ユイに再会するためだけに10年近くもの時間を費やした。
その他にも、NERVの職員や自分の息子までを利用していたのだ。
[パァン]
「!」
気がつくと喉が銃弾により貫かれている。振り返ると地面に横たえながらもしっかりと拳銃を構えたリツコの姿。
急所を撃たれかなり時間がたっているにも関わらず喉を的確に貫くことができたのは、ゲンドウに対しただならぬ執念を抱いていたからだろう。
「フフッ…嘘つき…貴方が、愛し、たのは、あの人だけ、で、しょ」
リツコの命は、そこで絶えた。
「…」
しかし、ゲンドウは倒れない。アダムを体に宿していたからだ。リツコもこの事は気づいていなかった。知っていたのは、冬月とゲンドウだけ。移植手術を行った医者達は、既に消されている。
[…カッ、カッ、カッ]
喉の傷が再生したゲンドウは、リツコの死体を見つめた後ドグマを後にした。



「撤退命令が上からきた。全部隊に伝えろ」元第3新東京市の周りでは、戦自が撤退の準備を始めた。
「何故です!隊長!?奴等は世界を滅ぼそうとしているのですよ!?」いまがチャンスじぁないですか!若い兵が隊長に訴える。自分達が受けた任務は、NERV本部職員の抹殺とMAGIの入手。が、もう少しで達成できると思った矢先に撤退命令が出される。納得できないとのも当然だった。
「サード・インパクトに関わっていたのは、司令と副司令だけで他の職員は、保完計画の存在すら知らなかったらしい。NERV本部全体が関わっているというのはデマだったそうだ…」
実際にゲンドウと冬月そしてリツコ意外は、保完計画の存在を知らなかった。A級職員(准尉以上の階級)でさえ“聞いたことがある”くらいだった。
「!なら私達は罪のない人間を殺していたということですか…?」い
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ