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EVANGELION ANIMA〜もう1つの可能性〜
参話 変わる世界(後)
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だった。身を隠す理由は、四号機が弍号機を警戒しないようにするためだ。
アスカは、当然囮役を立候補したがシンジが『自分がやります』と聞かなかったので渋々せの作戦を受け入れた。

『まっかせなさい!』弍号機が素早く背後に回り込む。
[ザシュン]
四号機の反応が遅れプラグの保護(?)システムの作動しない。思考に体がついていけない様な感じだ。
[ベリッ…ザシュ]
手早くプラグを抜き取り後退する。
[ズゥゥゥン]
四号機が停止する。マヤの言っていた通り弱点は、エントリープラグだったのだ。

『後はコレを潰せば…』
手に力をいれプラグを破壊しようとするアスカ。
「ちょっと待って」
四号機が完全に停止したのを確認してから弍号機に近寄る初号機。
『なによ、中にパイロットが乗っているとでも?これはダミープラグだからパイロットは…「そうじゃないんだ」?』
言葉を途中で煽られて不機嫌になるアスカ。
「その仕事を僕にやらせてほしいんだ。」
『ハァ?』
ダミーとはいえど自分からプラグを潰したいなんて普通思わない。
「僕は僕なりにケジメをつけたいんだ。」
モニターに映るシンジの顔は、真剣だった。
『…プラグを潰したいなんて変態よ!。好きにすれば!?』
初号機にプラグを渡す弍号機。
「ありがとう」
『…本当に検査うけたら?』プラグを潰せて“ありがとう”なんて頭がおかしんじゃないかしら?アスカは、本気でシンジを心配していた。


[グググッ…]
(この感覚今でもハッキリと覚えてる…)トウジが乗った参号機のプラグを潰した時に似ていた、初号機は、ダミープラグが起動しておりシンジの意思など関係なく動いた。でも何故かプラグを握り潰した時の感覚だけはあった。
(この中には、綾波のクローンが使われてるのかな…)
いつだったかリツコに案内されて綾波のクローンをみたのは。その時ダミーシステムは綾波のクローンが使用されていると聞いた。

[ググ…バキャッ]
真っ二つに折れるプラグ。中からは、オレンジ色の液体、LCLが漏れ出していた。
「……」
『シンジ…?』
アスカの声が聞こえる。心配してくれているようだ。
『シンジ君!?ごめんなさい途中で回線がきれてしまって』
もうひとつのスピーカーからミサトの声が聞こえる。作戦通達の後に声が聞こえなくなったのはこのためか。
「ミサトさん…僕…僕やりましたよ。アスカを守りました。」
『…よくやったわ。シンジ君私からも礼を言うわ。ありがとう』
シンジは大きく一歩大人に成長した。


[ガンッ]
『どうするのだっ!シナリオに修正できない程のずれが生じたのだぞ!?』いくつものモノリスが浮かぶ暗い部屋では、老人達が焦っていた。
『落ち着け。まだ量産機はこちらの手にある。シナリオの修正は可
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