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FAIRY TAIL〜水の滅竜魔導士〜
竜の谷
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し笑顔になる。そしてウェンディの手をとろうとして・・・固まってしまう。

「その紋章・・・」

ヨシノちゃんは差し出されたウェンディの右腕の肩の部分を指さす。

「ウェンディって妖精の尻尾(フェアリーテイル)だったの!?」
「言ってなかったけ?」
「聞いてないよ!!妖精の尻尾(フェアリーテイル)って超すごいギルドじゃん!!もしかしてシリルも!?」
「うん。そうだよ」
「えぇ!?」

ヨシノちゃんは俺たちが妖精の尻尾(フェアリーテイル)の魔導士だと知ると驚いたあと、目をキラキラさせてこちらを見つめる。

「どうりでさっきの魔法・・・!!ウェンディとシリルってすごい魔導士だったんだね!!」
「そ・・・そんな・・・私は別に・・・」

ヨシノちゃんは興奮したのか、ウェンディの手をとるとぐるぐると回り始める。ウェンディ・・・目を回してるじゃん・・・やめてあげて!!

「え!?」
「どうしたのシャルル〜?」

シャルルは何かに気づいて驚く。セシリーと俺はシャルルの視線の先を見るとそこには・・・元に戻った橋があった。

「橋が元に戻ってる!?」
「な・・・なんで〜!?」
「「えっ!?」」

ウェンディとヨシノちゃんも橋が元通りになっているのを見て驚く。ミスったな・・・上に犯人がいたのか・・・俺だけでも上にいれば犯人を捕まえられたのに・・・

「何あれ!?」

俺が考え事をしてるとウェンディが不意に大声を出す。俺もその方角を見る。

「!?」

俺たちの見た先には・・・ドラゴンの影のようなものが見える。そしてそれはしばらくすると消えてしまう。

「今のって・・・」
「まさか・・・」
「本当に・・・」
「ドラゴンの亡霊・・・!?」
「・・・」

驚くウェンディたちと言葉を失う俺・・・あれは一体なんなんだ?










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