竜の谷
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オオオオオオオオオオオオ!!
突然ものすごい声が聞こえる。なんだ今の?
「あっちから聞こえてきたぞ?」
俺は声のした方へと急いで向かった。
「結局・・・何か分からなかった・・・」
俺は声のした方へと向かったのだが・・・結局何も手がかりは残ってなかった・・・
仕方ないので俺は竜の谷に戻ってきた。するとそこにヨシノちゃんが走ってやってくる。なんだ?
「あ!?」
走ってきたヨシノちゃんはあろうことか氷でできた橋を渡ろうとしている。とてもじゃないけど、あの橋に人を支えるほどの強度があるはずがない!!
「ヨシノちゃん!!」
バキッ
俺がヨシノちゃんの元へ向かうがヨシノちゃんを乗せた橋は無情にも崩れ落ちる。
ヨシノちゃんはそのまま崖の下に落ちていこうとした・・・しかし
ヒュウウウ
突如吹いてきた風がヨシノちゃんの落ちる速度を軽減させる。もしかしてこれ・・・ウェンディの魔法か!?
「ヨシノちゃん!!」
どこからか現れたウェンディはヨシノちゃんを助けるためか崖の下へとダイブする。ウェンディは落ちていくヨシノちゃんを抱き締める。
俺も二人を助けないと!!
「間に合え!!」
俺は水でウォータースライダーを作る。そのウォータースライダーに二人はうまく乗ることができて崖の下までゆっくり滑っていく。
「よかった・・・俺も行くか」
俺はウォータースライダーを滑ってウェンディたちの元へと向かっていく。
「二人とも無事か!?」
「シリル!!やっぱりこの魔法、シリルだったんだ!!」
ウェンディはこちらを向いてそう言う。ヨシノちゃんも目立ったケガは無さそうだし・・・二人とも無事でよかった。
「大丈夫!?」
「ウェンディ!ヨシノ!あれ?シリルもいる〜」
遅れてシャルルとセシリーがこちらに飛んでくる。二人はどこにいたんだ?
すると
ガシッ
ヨシノちゃんはウェンディに泣きながら抱きつく。
「ありがとう・・・ウェンディ・・・シリル・・・助けてくれて・・・本当にありがとう・・・ありがっ・・・怖かったよ〜・・・」
「ヨシノちゃん・・・」
「大丈夫そうだな・・・」
ヨシノちゃんは橋から落ちたことがよほど怖かったのだろう。たくさん涙を流している。無理もないよな・・・死んじゃうかもって思っちゃうもんな・・・
「早く帰ろう?おじさんを安心させなきゃ」
「なんでウェンディまで泣いてんの!?」
ウェンディはなぜか泣きながらヨシノちゃんに手を差し出す。もらい泣きか?もらい泣きしたのか?
「うん!」
ヨシノちゃんはそんなウェンディを見て少
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