暁 〜小説投稿サイト〜
フェイト・イミテーション ~異世界に集う英雄たち〜
ゼロの使い魔編
第二章 天空の大陸 アルビオン
いざ、アルビオンへ
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。訝しそうにルイズが尋ねようとすると今度はワルドが反応し、テーブルを入り口に向けて蹴りあげた。
「ちょっ、何なのよ一体!?」
「いいから全員隠れろ!!」
訳が分からないルイズたちを架とそしてワルドも強引にテーブルの陰に押し込んだ。
ガシャャャン!
次の瞬間、外から無数の矢が飛んできた。間一髪、架とワルドのお陰で矢を浴びた者はいなかった。
「うわわわ!な、なんだなんだ!?」
「落ち着きなさいよギーシュ!矢が当たるわよ!」
「・・・襲撃」
「そういうことらしいな。」
「恐らく任務知った何者かに雇われた傭兵だろう。魔法が来ないということはメイジはいなさそうだが・・・」
「ど、どうするのよ!?これじゃ動けないわよ!?」
そうやり取りしている間にも矢は休むことなく飛んでくる。どうやらかなりの人数らしい。
やがて、意を決したようにワルドが「いいかね諸君」と一同を見渡しながら告げた。
「今回のような任務は半数が目的地にたどり着けば成功とされる。」
「そ、それじゃあ・・・」
「・・・囮」
ワルドの言葉を聞いたタバサは、杖でギーシュとキュルケ、そして自分を指した。その後ルイズたちに向ける。
「・・・行って」
「・・・君たちの決断に感謝する。」
「いや、えーと・・・僕たちまだ決めたわけじゃ・・・」
「何グダグダ言ってんのよ!男ならしゃんとなさい!」
「で、でも!あんたたち」
「はあ、あんたもしっかりしなさい。何のために自分がここまで来たのか忘れたわけじゃないでしょ!」
「・・・。」
「ルイズ、行くぞ。」
ルイズが黙ったままコクリと頷いたところで、ワルドが「裏口はこっちだ!」と駆け出す。ルイズも「気をつけて!」と言葉を残し後に続く。
と、付いていくはずの架はキュルケたちにこっそり語るように口を開いた。
「いいか、何があってもここから出るな。なるべく魔法で対処するんだ、いいな。」
「簡単に言ってくれるわね。ま、頑張るけど。」
「はあ〜、ここが僕の死地になるかもしれないのか・・・。」
「・・・努力する。」
思い思いのことを言う面々。だが、ここで架が思わぬ発言をする。
「安心しろ、救援は呼んである。ただそいつのことは見ないでやってくれ。そういう条件だからな。外に出るなってのはそういうことだ。」
「「「救援?」」」
そろって首を傾げる三人。だが、架はそれには答えず、「頼んだぞ!」と言い、ルイズたちを追うため今度こそ走りだした。
「ヒャハハハ!食らえ食らえ!」
女神の杵の外では大勢の傭兵たちが矢を放っていた。その数はゆうに50は越えているだろう。相手に対して数が多すぎるような気もするが、依頼の報酬はもう貰ってい
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