第4章
停止教室のヴァンパイア
第88話 後輩できました!
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眷属の悪魔さん方はここで集まってお遊戯してるって訳か♪」
『っ!?』
突然の第三者の声を聞き、慌ててそちらの方を見ると、前髪が金髪の黒髪の男性がおり、その男性を見た瞬間、イッセー、千秋、神楽の三人が警戒心を露にする。。
この三人の反応から、俺はこいつが誰だかを直感した。
「お知り合いですか?」
「やあ、悪魔君…いや、赤龍帝、元気そうだな♪」
「アザゼル!!」
『ッ!』
イッセーが男性の名前を言った瞬間、俺達も警戒心を露にする!
「ひょ、兵藤、アザゼルって…?」
「マジだよ!実際、こいつとは何回も接触している!」
「くっ!」
臨戦態勢になろうとしている俺達を見ても、男性…アザゼルは飄々とした態度を崩さない。
「お前らが束になっても勝負にすらならんぞ。いくら下級悪魔だってそのくらい分かるだろ。っと、悪魔じゃない奴もいたなぁ♪例外は穏和な態度を取ってるグラサンの兄さんぐらいだ」
この場でサングラスを掛けているのは兄貴だけ。
兄貴なら自分に対抗し得ると判断しているのか?兄貴の実力はそれ程だって言うのか?
「買いかぶりじゃないですか?僕は若輩の弱っちい人間ですよ?」
当の兄貴は姉貴と一緒に俺達と違って、普段の態度を崩していなかった。
「抜かせ。コカビエルを相手に本気を出さずに手玉に取っていた奴が何言ってやがる。そう言う事を言う奴が実力があって、めんどくせぇ人間なんだよ」
アザゼルの言葉に笑顔で答える兄貴を嘆息するアザゼル。
「何しに来た!」
「いきなりだなぁ、赤龍帝。散歩がてらちょっと見学だ。聖魔剣使いはいるか?」
「木場ならいない!それにあんたが木場を狙ってるってなら!」
『Boost!』
イッセーの想いに応えるかの様にイッセーの籠手から倍加の音声がなる。
「ったく!相変わらず威勢だけは良い男だなぁ。そうか、聖魔剣使いはいないのかよ。つまんねえな」
アザゼルが俺の方を向く。
「お前さん、極限幻龍(マキシマム・ファントム・ドラゴン)ドレイクの神器(セイクリッド・ギア)の持ち主だよな?」
「だったらなんだよ!」
「いや。過去の所有者はみんな、宿っているドレイクに身体を奪われていたもんだからな。ちょいと、気になってな」
「ただのこいつの気紛れだ!」
「そうかい。んで、そこの吸血鬼(ヴァンパイア)」
「っ!?」
いつの間にか木の陰に隠れていたギャスパーはアザゼルに呼ばれ、ビクつきながら顔を覗かせて、アザゼルを見る。
「停止世界の邪眼(フォービトゥン・バロール・ビュー)。このタイプの神器(セイクリッド・ギア)は持ち主のキャパシティが足りないと危険極まりない」
今度は匙の方を見るアザゼル。
「それは黒い龍脈(アブソープション・ライン)だな?」
「え?」
「訓練なら、そいつを吸血鬼(ヴァンパイア)に接続し
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