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ハイスクールD×D 新訳 更新停止
第4章
停止教室のヴァンパイア
第88話 後輩できました!
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問答無用で外に連れ出していた。
「ヒック……どうして、こんな事をするんですかぁぁぁ?」
「健全な魂は健全な肉体に宿る。まずは体力を鍛えるのが一番だ!ウフフ!」
涙目で尋ねるギャスパーにゼノヴィアは意気揚々と答えた。
「……その言い分には同感だが…」
「……ゼノヴィア、なんか楽しそうだな」
「え、ええ。ああ言うノリがお好きみたいですね」
「結構、脳筋?」
ノリノリなゼノヴィアに呆気に取られてる中、姉貴がズバッと言う。
「もうダメですぅ!一歩も動けませ〜ん!」
「……ギャー君」
「?」
泣き言を言うギャスパーに塔城が近寄る。
「……これを食べればすぐに元気に」
「いやぁぁぁッ!?ニンニク嫌いぃぃぃッ!?」
塔城が手に持っていたニンニクを見た瞬間、ギャスパーは血の気が引いて顔が青ざめる。
ご存知、吸血鬼(ヴァンパイア)にとってニンニクは数多くある苦手な物の一つだ。
当然、ギャスパーは逃げ出す。
「……好き嫌いはダメだよギャー君」
「うわぁぁぁん!?」
「……好き嫌いはダメだよギャー君」
「いやぁぁぁぁッ!?小猫ちゃんが僕をイジメるぅぅぅッ!?!?」
「……ギャーくーん」
そんなギャスパーをゼノヴィア同様執拗に追い掛ける塔城。
「……小猫ちゃんもちょっと楽しそうです」
「……小猫ちゃんが誰かを弄ってるなんて…」
「ほらほら、イジメないイジメない」
そんな塔城を制止し、ギャスパーに近寄る姉貴。
「ほら、ギャー坊、これでも飲みな」
「あ、ありがとうございます…」
姉貴はミネラルウォーターのペットボトルをギャスパーに渡そうとする。
そして、ギャスパーがそれを受け取ろうとした瞬間にラベルに書かれているキャッチフレーズと製品名を口にする。
「心と体の邪気を祓ってリフレッシュ!ホーリーウォーター♪」
「聖水ぃぃぃッ!?いやぁぁぁッ!?浄化されちゃうぅぅぅッ!?」
再び逃げ出すギャスパーとニンニクを手にする塔城と一緒になって追い掛ける姉貴。
「……あれって、ああ言うキャッチフレーズと製品名のただのミネラルウォーターだよな…?」
「……今のあいつには、そんな事に気付く余裕なんて無いんだろ」
「お〜!やってるな、オカ研!」
っと、そこへ、匙がやって来た。
「おお、匙」
「よお」
「解禁された引き篭り眷属がいると聞いて、ちょっと見に来たぜ」
「それはご苦労な事だ」
「んで?おお!金髪美少女かよ!」
『女装(野郎)だがな(だけどね)』
俺とイッセーが告げた事実を聞いて、匙はショックを受け、膝を着いて、四つん這いになる。
「……マジか?こんな残酷な話があって良いものか…」
あの時のイッセーと同じセリフを吐く匙。
つくづく、こいつら、似た者同士だな。
「分かる!分かるぞ、匙!」
「へえ〜、魔王
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