ブルーミストラル編
出発
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ウェンディの前に両手を広げて立つ。すでに目の前に少女が来ていたためとてもじゃないが魔法をやる時間がない!だったらウェンディは俺が守らないと!!
少女の攻撃が俺に当たる直前
ぽひゅぅ〜
「・・・へ?」
少女の手に込められた魔力はあまりにもむなしい音を残して消える。な・・・何が起きた?
「やだぁ〜!なんで失敗しちゃうの!?だから攻撃魔法っ苦手なの〜。っていうか」
少女は俺たちの方を指さす。
「あんたら子供じゃん!!」
「あんたもね」
「人のこと言えないよ〜」
その少女は俺たちにそう言うが、シャルルとセシリーが突っ込む。見た感じ・・・俺らと同じくらいかな?
「ほんっとーごめんね〜!!最近村で変なことばかり起きるから警戒してたんだ!」
「気にしなくていいよ」
「私たちなら大丈夫ですから」
少女は俺たちに手を合わせて謝る。それはもう一生懸命に、頭を何回も下げる。そこまでしなくていいんじゃないかな?俺たちも紛らわしかったかもしれないし。
「ああああ・・・どうしよう・・・なんてお詫びをしたらいいのか・・・」
「き・・・気にしないでくれるのが一番ありがたいんだけど・・・」
今度は頭を抱えて震え出す少女。そこまで気にされると俺たちもなんか申し訳なくなっちゃうから・・・
「・・・そうだ!」
すると少女は何か思いついたようで立ち上がる。すると
「えいっ!!」
少女は手に魔力を込めるとその手から空似向かって花を咲かせてみせる。
「わぁっ!きれーい!!」
「花の魔法か!なかなかきれいなもんだな」
ウェンディと俺は感想を述べる。少女はそれを見てようやく明るい表情になった。
「おどかしちゃったおわび!わたしヨシノっていうの。12歳だよ 」
「俺はシリル。こっちは相棒のセシリー」
「よろしくね〜」
ヨシノちゃんが自己紹介するので俺たちもそれに答える。
「私はウェンディです。こっちはシャルル。同い年・・・ですね!」
今度はウェンディとシャルルが自己紹介する。するとヨシノちゃんはウェンディの一部をじっと見つめる。
「同い年か・・・でも私のほうがお姉さんみたいね!」
「身長だよね?身長のことだよね?」
ウェンディは胸を押さえてそう口にする。ヨシノちゃんもウェンディとたいして変わりないと思うぞ?
「ちなみに俺は13歳だ。俺の方が年上だね」
「え?そうなの?」
ヨシノちゃんは俺をじっと見つめてくる。すると手で俺との身長を比べる。
「でも私のほうがお姉さんみたいだよ?」
「余計なお世話だ!!」
あまりの物言いについ怒ってしまった。確かにヨシノちゃんの方が大きいけど・・・本当に少しだけだからな?俺はこれからもっと大き
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