暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 〜優しき仮面をつけし破壊者〜
StrikerS編
94話:Power fight その先にいたのは…
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ッ!」


 そう言ってライドブッカーから取り出したカードをトリスに挿入、発動する。そこへバロンはスピアで攻撃してくるが、士は避ける。
 もう一度バロンが攻撃しようとスピアを振るった時、士の姿が別の物へと変わり、周囲に魔力から変換したフリーエネルギーでできた鎧―――オーラアーマー≠ェ出現し、バロンの攻撃を防ぎ弾いた。

 攻撃を弾かれたバロンは一旦下がる。その間に出現したオーラアーマーは別の姿になった士の体に装着され、黄色の鎧が出来上がる。
 そして顔面部にあるデンレールを伝って、斧型のレリーフが眼前まで来ると、外側から左右に展開して『金』の字を象った仮面へと変形する。

 士は新たに変身した姿―――電王・アックスフォーム≠ニなり、胸を張るように腕を広げ、その後再びライドブッカーからカードを取り出した。


 〈 ATACK RIDE・DENGASHER 〉


 発動されたカードによって、士の手元にはデンガッシャー≠フ四つのパーツが収まる。士はすぐさまそれを組み立て、眼前に構えた。
 組み立てられたデンガッシャーは、フリーエネルギーが供給されデンガッシャー・アックスモード≠ヨと変形した。


「さぁ、行くぜ!」


 変形したデンガッシャーを手に、士はバロンに向かって駆け出した。対するバロンもそれに応じるように、スピアを構え走りだす。
 互いの得物を振るい、衝突させる。先程までとは違う重々しい金属音が広がり、両者の力がぶつかり合う。

 ギリギリ、という金属同士が擦れる音を響かせながら、眼前まで迫った相手の顔を睨みつける。
 それが数瞬続いたと思うと、二人は一旦離れる。そしてすぐに自らの得物を振り上げ、相手を襲わんと振り下ろす。

 ギンッギンッと二度程振るわれたが、互いにぶつかり合ったおかげで体に当たることはなく、両者共に無傷に終わる。
 だが次に武器が振るわれた瞬間、士のパワーの方がバロンのそれを上回り、遂にスピアを弾いた。


「だぁッ!」
「グゥ…ッ!」


 スピアを弾かれ防ぐ術をなくしたバロンに、士は容赦なく斧を振るう。
 高い破壊力を誇るデンガッシャー・アックスモードの一撃は、防御力の高いバロンを数歩退かせる程のものだった。

 切られた胸部を抑えつつ数歩退いたバロンは、それでも突貫し突きを繰り出したが、その攻撃は士の持つ斧によって弾かれてしまう。
 しかしバロンもそれだけで済ます訳がなく、再びスピアを振り上げ士に向かって振り下ろした。

 士はその攻撃を防ぐ訳でもなく、そのまま肩に受け小さく『ぐッ…』と呻く。スピアの攻撃は士の肩に当たったことで火花を上げ、士に少々のダメージを与えたがしかし、結局はそこ止まりだった。
 スピアを肩で受け止めた℃mは
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