暁 〜小説投稿サイト〜
アルカナ・ファミリア〜刹那の時と星空を越えた場所で〜
帰ってくる。
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「フェル姉!!!」
パーティーは大成功した。黒いスーツにミニのフリフリのスカートを着用し、深紫の髪は大人びた髪飾りでまとめていた、
栗色の瞳を持ったノノカはとても嬉しそうにみんなに振舞っていた。
ほとんどの人達は1年ぶりだったのだが私やルカは屋敷から離れていたので3年ぶり。
でもノノカの成長期があったらしく1年あってないだけでもかなりの違いがあって最初、船で見た時はみんな戸惑っていた。
「ノノカ!!」
私は船の前でも抱き合ったがもう一度その小さな体を抱いた。
ノノカの身長は私よりも小さいがノヴァの身長を越しそうだった。
「3年ぶりだよね!相変わらず美人さん!」
「もう・・からかわないでよー」
ぷぅとほほを膨らますと。
「ルカも大変だよねー。こんなかわいいお嬢様が自分の主なんて」
とからかうのは3年経っても変わらない。
「それにしても随分成長したなー。」
リベルタはノノカの頭をポンッとたたくと
「成長期ですよ」
「・・・・・・。」
「どうしたの?ノヴァ?」
パーチェが顔が暗いノヴァの様子を見て不思議そうに質問した。
「・・・・いや。なんでもない。」
しかし暗いのには変わりないので周りにいたリベルタ、パーチェ、ルカ、デビト、アッシュ、ノノカ、私は首をかしげる。
「あー。」
するとリベルタは何かに気づいたのか急にニヤつき始めたのである。
「お前もしかして・・・ノノカが自分の背を越しそうなの気にしてんの?」
からかうように笑うとノヴァは
「・・・リベルタッッ・・・・お前ッ・・・・・」
ブチ切れそうで自慢の日本刀を構えている。
だがリベルタはそれをさらに悪化させるように・・
「ははぁーん。さっすがプリンシペ(王子様)ノヴァさんっ!プッ!」
ノヴァがもう耐えられないと言わんばかりに
「リベルタッ・・・もう覚悟が出来ているということだな・・・っっ!!」
日本刀を抜くとリベルタに向かって振り回し始めた。
「おっと!!!あぶねーじゃねぇーか!!」
「切られるような発言をしたのが悪い!!」
「ふーん。もしかして図星だったか?そりゃー悪かったな!」
「リベルタッッ!!!」
すると私も周りも止めにかかろうとするがカットラスを取り出しリベルタも暴れ始めたので
むやみに近づくことは誰にも出来なかった。
しかし止めないと・・・と思いナイフを構えていると黒い何かが自分の横をすばやく通りすぎた。
「おい」
声がした方を見ると日本刀とカットラスは宙を舞い、振り回していた本人達は壁に追いやられた状態だった。
そこに細長い剣を突きつけていたのはノノカだった。
「いい加減にしろ」
「・・・・
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