明日への翼
05 PROMENADE
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あげる。ばんぺいやシーグルのメンテだってあるしね」
帰る間際。
愛鈴がスクルドの腕を引いて耳打ちした。
「仙太郎さんてお父様に似てませんか」
「そう?」
「はい、どこがってわけじゃありませんけど、なんとなく」
「そうね、愛鈴もそう思うんだ」
ばんぺい君が正面の山門の下で手を振っていた。
他力本願寺からの帰り道。
街の明かりが星の光を駆逐して夜空の下。
「いゃあ、ほんとにうまかったよ」
「んふふ、ありがとう。それよりも帰ったら「英文法」の特訓ですからね」
「お手柔らかに……あははっ」
「笑ってごまかしてもだーめ、次のテストでは絶対、九十点台を取ってもらうからねっ」
やれやれだ。
夜道を歩く二人。
女神と人間の新しい物語はまだ始まったばかり。
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