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FAIRY TAIL〜水の滅竜魔導士〜
24時間耐久ロードレース
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うがないよな。

「さてと・・・下ろうか」
「そうだね」
「ケガしないようにね」
「行っくよ〜」

俺たちはゆっくりと下り始める。行きの道を戻っている訳なので途中で遅れている人たちとすれ違う。

「ハァハァハァハァ」

するとハッピーもゆっくりと頂上に向かって走っているのが見える。あいつ一人で頑張ってるな。

「頑張れハッピー!!」
「ありがとうシリル!」

俺はすれ違い様にハッピーに声をかける。ナツさんが鉄拳ブースターで先に行ったから一人で頑張るしかないからな。最下位にだけはなってほしくない。
むしろあいつが優勝したら面白いことになるんじゃないかな?シャルルもハッピーに惚れちゃうかも!

「それはないわ」
「ないんですか・・・」
「え?何が?」
「何の話〜?」

シャルルは俺の心を読んだようでその可能性を否定する。ウェンディとセシリーは何のことかわかってないけど。

「ぬおおおおおおおおお!!」

ビューン

するとまたも後ろからすごいスピードで走り去る人がいた。いたけど・・・

「あれ?ナツさん?」
「なんで私たちの後ろから来たのよ」
「どこかで休んでたのかな?」
「優勝狙ってたら休むわけないでしょ」

大方、燃料切れして鉄拳ブースターができなくなったけど、どこかで燃料補給して走り出したんだろう。
その後も俺たちはゆっくりゆっくりとゴールに向かって走っていく。この調子でいけば最下位はないだろう。
罰ゲームは誰になるのかな?























日が明けて・・・

皆さんも疲れてきたみたいで少しずつペースが落ちてきているみたいだ。俺たちはペースの落ちてきた人たちを交わして順位を上げていく。

「案外いい順位でゴールできるんじゃない?」
「10位以内に入れたら嬉しいな〜」
「そうだね!」


ウェンディたちはいいペースで走れているからかそんなことを言い出した。確か前にいるのは・・・

ジェットさん、エルザさん、ナツさん、グレイさん、ガジルさん、ルーシィさん、エルフマンさん、マカオさん、ワカバさん、カナさん、かな?ちょうど10人くらい前にいるなぁ。ベスト10は難しいかな。

「うおおおおおおお!!」

すると後ろから誰かが砂煙を巻き上げて走ってくる。俺はチラッと後ろを向くとそこには・・・

「ジェットさん!?」
「え!?」
「なんで!?」
「一位じゃなかったの〜!?」

必死の形相で走っていくジェットさん。あまりの勢いに砂煙が巻き起こっている。

「うおおおおおおお!!」
「あぶない!!水竜の盾(ウォーターシールド)!!」

ジェットさんの砂煙で吹っ飛ばな
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