24時間耐久ロードレース
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!?」
すると今度はジュビアさんの声が聞こえる。
「今の・・・ジュビアさん?」
「でもどこにもいないよ〜?」
俺たちはジュビアさんの声がした方を見るけど・・・そこには誰もいない。まさか・・・
「さすが水の使い手。水に自分を浸して癒されている内に・・・」
「自分が水に溶け込んでしまったわけか・・・」
「「えぇーー!!?」」
俺たちの説明に驚くウェンディとセシリー。つまりジュビアさんは今、川と一緒に流されているわけか・・・
御愁傷様です・・・
「ジュビア、ここにいなかったか?」
今度は後ろからグレイさんがやって来る。シャルルは無言で川の方を指さす。
「なっ!?マジ!?」
「グレイ様ー!!?」
驚いたグレイさんとグレイさんを呼ぶジュビアさん。もう!しょうがないなぁ!!
「ウェンディ。ちょっと待ってて」
「何するの?」
俺はウェンディたちを待たせると川に水をいれる。確かジュビアさんの魔力は・・・
「見つけた!!ふっ!!」
ザバァッ!!
俺が魔力を川の水に込めると少し離れたところで水しぶきが上がる。そこには水から分離したジュビアさんが立っている。
「ジュビア!!」
「グレイ様〜!!」
ジュビアさんの名前を呼ぶグレイさんとグレイさんに駆け寄っていくジュビアさん。もういいよな?
「それじゃ、俺たち先に行きます」
「失礼します」
「あんたたちはゆっくり来なさいね」
「じゃあね〜」
俺たちは二人に背を向けて走り出す。
「あ!!おい!!ちょっと待て!!」
「グレイ様!疲れた体に冷たいお水でも!!」
後ろからそんな会話が聞こえてくる。まったくお熱いようで。
「さっきのどうやったの?」
ウェンディが聞いてくる。
「ジュビアさんの魔力の位置を探してそこに魔力を込めてみたら分離できた」
「そんなこともできるんだ!!」
「シリルは水ならなんでもできるわね」
「水ならね〜」
説明する俺と驚くウェンディ。シャルルとセシリーも誉めてくれてるみたいだけど・・・なんかバカにされてる気もする・・・
日も暮れてきて・・・
辺りはすっかり真っ暗になってしまった夜。俺たちはようやくイボール山の頂上にたどり着いた。
「やっと着いたわね」
「長かった〜」
シャルルとセシリーは半分走り終えたことに一安心のようだ。さて、それでは鱗を取って折り返しますか!!
俺とウェンディはワイバーンの鱗を二枚ずつ取ってそれぞれシャルルとセシリーにも渡す。
シャルルとセシリーは微妙な高さに鱗があったせいで届かないみたいだったし、翼も使えないからしょ
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