ウェンディ、初めての大仕事!?後編!!
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《バカ》なのかな?
「というか〜!!もう砂嵐がすぐそこに来てるんだけど〜!!!」
セシリーの声で俺はようやく今の状況を思い出す。すぐ目の前に大きな砂嵐が来ている!しかもなんか叫んでるような音まで聞こえるんだけど!?
「もう逃げる暇がないわね!?」
「あれに飲み込まれたら、二度と出ることは不可能だ」
「えぇー!!」
二度と出ることのできない砂嵐・・・呪いの砂嵐か!!おとぎ話か何かかと思ってたけど、本当にあったんだ!!
「わぁ!!」
「どうしよう〜!!」
ハッピーとセシリーが慌ててその場で飛び回る。するとウェンディが
「私が・・・なんとかしてみます!!」
そういって砂嵐に向かって走り出すウェンディ。どうするって、どうするんだ!?
「ウェンディ・・・」
心配そうに見つめるシャルル。
「天竜の、咆哮ーー!!!」
ウェンディが最大パワー(と思われる)天竜の咆哮を放つ。すると呪いの砂嵐の顔が徐々に癒されていき・・・消滅した。
「呪いの砂嵐が・・・消えた」
「すげぇ!!」
「やったー!!」
「ウェンディ〜!!」
「すごーい!!」
「えへへっ///」
俺たちがウェンディを褒め称えると、ウェンディは照れたようにもじもじと体を動かす。何これ!?めっちゃかわいい!!
「ふっ・・・」
シャルルはそれを見て、少し成長したウェンディに感心しているようにも見えた。
「それじゃ!!オニバスに向かって!!」
「レッツゴー!!」
ウェンディとセシリーがそういって手をグーにして突き上げる。なんかかわいい上にかなり成長したような気がする!!
「行きましょ!」
「そうだな」
「仕方ないわね」
「行きましょ行きましょー!!」
俺たちもウェンディのあとをついていくように歩き出す。
「待ってくれ・・・私の思い出を〜・・・」
ちなみにエルザさんは芝居の道具が埋もれているところを必死に掘り起こしているのがとても印象的だった。
オニバスの街にて・・・
ようやくオニバスの街に着いたー!!(エルザさんの思い出はバルゴさんが掘り起こしました)
着いたのはいいんだが・・・
ワイワイガヤガヤ
「どうも、ありがとうございます」
俺たちはウェンディの仕事の依頼人であるラビアンさんが団長を務める劇団の劇場まで来たのだが・・・入り口には長い行列ができているし、ラビアンさんも元気そう・・・どうなってるんだ?
「なんで元気なの?」
「心も体もボロボロだったんじゃ・・・」
ハッピーとセシリーがそう言うとラビアンさんは
「役者たちと仲直りして、舞台がで
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