ウェンディ、初めての大仕事!?後編!!
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?」
「心配でついて来ちゃった」
「そっちは四人とも無事みたいね」
セシリーの質問に俺が答える。ルーシィさんはウェンディたちの無事を確認して安心する。
「エルザ!!どうしたのさ!?」
「なんか埋もれてるよ〜!?」
ハッピーとセシリーはエルザさんが流砂に捕まっているのを見て驚く。
ウェンディはシャルルがついてきてくれたことに喜んでいるみたい。よかったね、ウェンディ。
「それがね・・・」
「流砂に捕まって動けなくなったの」
ルーシィさんと俺で簡潔に事態を説明する。するとフリードさんはさっき走ってきた方角を見る。
「まずいなぁ・・・ここはもうすぐ、砂嵐に飲み込まれる!」
「えぇーー!!?」
「砂嵐!?」
ルーシィさんと俺は驚いてそちらを見る。するとその先には確かに大きな砂嵐がこちらに向かってきているのがわかる。これってまずくね!?
「私に構わず、お前たちは行け!!」
エルザさんはそう言うけど・・・そんなことできるわけないじゃないですか!?
「何言ってんのよ!!」
「そんなことできませんよ!!」
「不思議です、この重さ。まるで鉄の塊のような」
エルザさんを持ち上げようとしているバルゴがそう言う。鉄の塊・・・
「エルザさん・・・もしかして何か重いものを身に付けてるとか・・・」
「重いもの・・・あぁーー!!」
「何!?何かわかったの!?」
ウェンディが言った言葉で俺は何がそんなに重いのかようやくわかった!!
「芝居の道具!!」
「あ!!」
「そういえば・・・」
俺が答えを言うとルーシィさんとシャルルは納得する。するとエルザさんは申し訳なさそうに言った。
「すまん・・・実はずっと握ったままなんだ・・・」
「えぇー!?」
「そりゃあ重いわ・・・」
驚くハッピーとあきれるルーシィさん。
「しかし、これがなければ舞台ができん!!」
力強く言うエルザさん。なんでそんなに芝居がしたいんだ!!
「今回の仕事は、舞台の助っ人じゃないから!!」
「というかエルザさんは仕事に来た訳じゃないですからね!!」
ルーシィさんと俺がエルザさんに言うとエルザさんはさめざめと涙を流しながら・・・
「うぅ・・・すまない・・・私の思い出・・・」
芝居の道具を離したようだった。するとバルゴさんが砂煙を巻き起こしながらエルザさんを救出する。思い出は重かったんですね。
「私の心のよりどころが〜・・・」
「あとで掘り出しゃいいじゃない!!」
「お仕置きですね」
エルザさんはバルゴさんにお姫さま抱っこをされながら涙を流し、ルーシィさんはそれに突っ込みを入れる。
エルザさんって真面目そうで意外とアホなところがあるよな・・・実は|天然
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