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FAIRY TAIL〜水の滅竜魔導士〜
ウェンディ、初めての大仕事!?後編!!
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なんて!どうすればいいの!?

―――――その頃シリルたちは・・・シリルside

「本当にこっちであってるの?」
「方角は間違っていないはずよ」
「山道のあとは砂漠なんて・・・」

俺たちは今は砂漠の中に入っている。昨日までは山道だったはずなのに、今日はいきなり砂漠道になるなんて・・・暑いし、砂が柔らかくて足が取られるし・・・結構きついな・・・本当にウェンディはこんな道通ってるのか?
などと思っているとおもむろにエルザさんが叫ぶ。

「来るな!!」
「「え?」」
「何がですか?」

すると目の前にいたエルザさんが突然何かに飲み込まれるように落下する。

「エルザ!?」
「エルザさん!?」
「くっ!」

エルザさんは流砂に捕まってしまっている。全然身動きができない状態だ!

「ダメだ・・・脱出できない・・・」
「なんとかならないの?」
「なんとかって言われても・・・」

俺たちの力で引っ張るには足場が悪い。下手したら俺たちまで巻き込まれるぞ?

「あ!そうだ」

ルーシィさんは何か思いついたようで一本の鍵を取り出す。

「開け!処女宮の扉、バルゴ!!」

バルゴさんか!確か穴を掘るのがうまいからエルザさんを助けるには向いてるかも!!

「お仕置きですか?姫」
「じゃなくて・・・エルザを助けて!!」
「かしこまりました」

バルゴさんはルーシィさんにおじぎすると穴を掘り始める。
するとエルザさんが流砂に飲み込まれるのが止まった!あとは引き上げてくれれば・・・

「ダメです。重すぎてびくともしません」
「失敬な!!」

バルゴさんの言葉にエルザさんが怒る。でもさぁ・・・

「そんな・・・星霊の力でも無理なの?」
「いや、エルザさんの鎧が重くて持ち上がらないんじゃ・・・」

鎧って鉄だし。重さがかなりあるって話を聞いたことがあるし。

「そっか!」
「エルザ!何か軽い服に換装できないの!?」
「わかった。換装!!」

ルーシィさんとシャルルが言う。エルザさんは砂に埋もれて何に換装したのかわからないけど・・・とにかく換装したみたいだ。

「バルゴ!!どう!?」
「ダメです。まったく動きません」

しかしバルゴさんはそれでもエルザさんを持ち上げることができないようだ。流砂ってそんなに身動きができないものなのか!?

「ルーシィさーん!!シリルー!!あれ?シャルルも?」
「ぷいっ」

すると俺たちがさっきまで向かっていた方角からウェンディとフリードさん、それにハッピーとセシリーが走ってくる。
シャルルはそれを見て顔を背ける。まったく・・・シャルルは素直じゃないなぁ・・・心配なら心配だ、って言えばいいのに。

「なんでここにいるの〜
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