第一部
第三章 パステルカラーの風車が回る。
サスケ
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つうっと頬を流れていく。目を潰されたわけではなかったのが救いだ。
「砂をすべてガードに回しやがったか……!!」
砂とは思えない硬さの砂にぶつけた拳や足からも血が滴り落ちた。痛いし、先ほどのあの体術で体にかけた負担はかなりのもの。疲れてはいたが、このままでは引き下がれない。
我愛羅はこうやって篭城し、サスケが近づいてきたら砂の槍でサスケを突くつもりなのである。ならばこちらにも考えがあるぞとばかりに、サスケは写輪眼を開眼した。
「砂の密度をしめて、これまで硬度を高めるとはな……!」
砂が渦巻き、空中に砂によって構成された眼球が浮かぶ。視神経は繋がっている、我愛羅の第三の目だ。この目によって我愛羅は外界の状況を知ることが出来るのだ。
砂の球体と向かい合いながら、サスケは一言、呟く。
「絶対防御ってやつか……!」
森の中は至って静謐だった。
まるでそこには、サスケと我愛羅以外誰もいない、とでも言うように。
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