TURN26
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Eだ。人工知能なんて物じゃない。脳みそを抉り出されて兵器に改造された元犯罪者だ。今の俺達はハッピーだ、俺達はクレイジーだから。壊して犯してぶち殺すのがずっとずっと楽しいからだ。安心しろ、降伏しなくていい、選ばなくていい。刃向かおうと刃向かうまいとみな殺しだからだ。欲しいのはお前達だッ!! 震えながら待ってなッ!!』
キングコアはそう叫ぶ。
『こっからはVIP会員向けの特別放送だ。CORE(俺達)を理解してもらうためのムービークリップ。ただ、【どうしても見たくなければ、此処でテレビのスイッチを切りな】いいか――』
そしてブライトハウスのホールが映された。
『げひゃひゃひゃッ!! まさか女装してやがるとはな。キングコア、どうするこいつ?』
ホールでは捕らわれたハンナ・ロックが士官COREに犯されて、クー・ロスチャが裸で十字架のように張りつけにされていた。
『女かと思ったが……まぁいい。若草会の一員だがそこの赤毛の女がいるんだ。苦しく逝かせてやりな』
『げひゃひゃひゃッ!! そうこなくっちゃッ!!』
士官COREはそう叫んで置いていたチェーンソーのエンジンを入れたが……まさかッ!!
『いや……いや……』
『クーには手を出さないでッ!!』
ハンナが叫ぶ。
『だから手は出してないだろう? だからチェーンソーで逝かせてやるんだよッ!!』
チェーンソーがゆっくりとクーに近づき、映像もアップされていく。
『いやァァァァァーーーッ!!!』
『女みたいな悲鳴を挙げるんじゃねぇよッ!!』
『ーーーーーーーーーッ!!!』
その瞬間、画面は赤く染まりクーの絶叫がロンメルの部屋に響いた。
そして通信は遮断された。ロンメルの部下が遮断したんやろ。
「「………」」
……酷すぎるな。
「……ロンメル元帥、最早一刻の猶予もありません」
「……分かった、急いで総統にも休戦の連絡をしよう」
ロンメル元帥との会談はそこで終了した。
「一体何者なんだあのキングコアとは……」
摩耶の作戦室で山下長官はそう呟く。
「ハッキリしているのは我々人類に対して宣戦布告をした事だな」
「そんなのあたいの鉄鋼魚雷で一撃で沈めてやるよッ!!」
ラスシャラがそう呟き、キャシーがそう意気込む。
「でも相手はCOREだよ?」
「そこのところはどうするんだい雪風?」
マリーはキャシーにそう質問をして圭子さんが俺に聞いてくる。
「……やる事はただ一つや。キングコアを、COREを撃破するのみやッ!! ただし、今はインドカレーまで戻る。そこで改装を施す」
「改装だと?」
「全艦艇の主砲を第四戦隊
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