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『ある転生者の奮闘記』
TURN25
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がいた。しかもレーザー小銃を構えている。

「ハンナ・ロックとクー・ロスチャだな? 大人しくしてもらおうか」

「げひゃひゃひゃッ!! あんたらはもう終わりだぜ?」

 COREの言葉に完全に勝ち目が無いと悟った二人は大人しく手をあげるのだった。




 俺がワシントン星域がCOREに占領された報告を聞いたのは南遣方面艦隊旗艦摩耶艦橋であった。

「COREが反乱? んでワシントン星域が占領されたやて?」

「は、内地からの報告とガメリカの乱雑した通信状況を考慮しますとそれが妥当かと思います」

「………」

 副官の言葉に俺はゆっくりと長官席に座り込む。遂に公開来たな……。

 やはり原作通りの展開になるやろうな。

「東郷長官からの指示は?」

「内地も緊迫した状況らしく、『お前に南遣方面艦隊は預けている。お前の好きにしろ。責任は全て俺がとる』と東郷長官が言っております」

「……あの時の謝罪を込めた命令かな」

 俺は苦笑しつつ席を立つ。

「ロンメル艦隊に連絡。直ぐに北アフリカ星域に急行すると伝えろ」

「了解です」

 副官は敬礼をして部屋を退出するが、入れ替わりに水色に近い髪の色をした長髪の高貴な女性が部屋に入ってきた。

「これはこれはパルトネー殿。如何されたかな?」

 入ってきたのは原作ではマダラスカル星域にいるはずのシャルロット・パルトネーやった。

 実はマダラスカル星域は呆気なく占領していた。ドクツと日本のルートが開くと危機感を持ったヴィシー長官はシャルロット・パルトネーを差し出して日本に降伏しようとしたが、その寸前にマム・ビルメの部隊が突入してシャルロット・パルトネーを奪還した。

 この時のパルトネーはオフランス兵士による暴行と強姦で心身共に衰弱していたが、マダラスカル星域からの降伏電文に摩耶以下第四戦隊と護衛の駆逐艦でマダラスカル星域に侵入した。

 マム・ビルメの艦隊は直ぐに降伏してマダラスカル星域は日本に占領された。この事は俺も予想外であったがマム・ビルメの艦隊は意外にも使える事なのでそのままマダラスカル星域の防衛艦隊にした。

 そしてパルトネーはマム・ビルメの元で静養中であったはずなんやけど……。

「突然の来訪に申し訳ありませんムシュー・狹霧」

 パルトネーはそう言って頭を下げる。

「実はムシュー・狹霧に御願いがあります」

「ほぅ、願いですか?」

「はい……私を、日本軍の提督にして頂けませんか?」

 ……いきなり過ぎるよな。まぁ原作でもこんな感じやったしな。

「パルトネー殿に聞きたい。何故ですか?」

「……貴方は私を助けてくれました」

 パルトネーは口を開く。

「入院
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