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オズのベッツイ
第七幕その十

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「道中気をつけてね」
「ええ、そうさせてもらうわ」
「お花は真実の池のほとりにあるから」
 王様はベッツイ達にこのことをまた言いました。
「このことは間違いないから」
「ピンクの小熊の言葉だから」
「そう、この子はわかるからね」
 これから起こること、それがとです。王様は自分の前にいるそのピンクの小熊を見つつベッツイに応えましたt。
「確実だよ」
「その通りね」
「それに若しわからないのなら」
 真実の池に行ってもです。
「その時はカエルマンに聞くといいよ」
「イソップの村のね」
「そう、彼にね」
 助けてもらえばいいというのです。
「頼りになる人はあそこにもいるよ」
「有り難いですね」
 ナターシャは王様の言葉を聞いて言いました。
「そうした人がいてくれますと」
「君達もそう思うね」
「はい、とても」
「その通りだよ、そうした人がその場所にもいるとね」
「それならですよね」
「余計に助かるからね」
 何かあったその時はというのです。
「君達もね」
「はい、カエルマンさんにも」
「いざという時は話をするといいよ」
「わかりました、それじゃあ」
「また何かあれば来るといいよ」
 王様はとても優しい声で一行に言いました。
「僕達は何時でも歓迎させてもらうからね」
「ええ、そうさせてもらうわ」
 ベッツイが王様に応えました。
「またウィンキーまで来る時があればね」
「是非ね」
「それじゃあ行きましょう」 
 ガラスの猫もこう皆に言います。
「是非ね」
「ええ、それじゃあね」
 ベッツイは猫の言葉にも頷きました、そうしてアンと共にクマセンターの人達と笑顔で別れて真実の池に向かうのでした。
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